熟した黄桃に後口に塩アーモンド 以下ワインショップの解説文 豊かなフルーツと海由来のミネラルの融合。 海抜０メートルの砂地から生まれる海のシチリアワイン。 パオリーニ　≪イタリア　シチリア州≫ グルゴ グリッロ 2015 ＜このワインについて＞ 広大な畑を有するパオリーニですが、この「グルゴ グリッロ」は、「海のテロワールを反映したワイン」というコンセプトのもと作られた銘柄です。使用されるグリッロは、良質な塩の産地としてユネスコの自然保護区に指定された海に臨む、海抜ゼロメートルの砂地で栽培したものだそうです。砂地での栽培は非常に難しいということですが、恵まれたミネラルを目いっぱいに吸収した、非常に質の高いブドウが収穫するため、あえてこの場所でのブドウ栽培に取り組んでいるそうです。 8月下旬に手摘みにより収穫。ステンスレスタンクで低温(15℃)にて14日間の発酵。ステンレスタンク、その後オークの大樽で１ヶ月の熟成。瓶詰め後、６ヶ月寝かせたのち出荷。 ホワイトピーチ、青梅、白い花、生のアーモンド、岩塩の香り。フルーツとミネラルの香りが高次元で詰まっています。アタックはフルーティー。フルーツの風味豊かで、地中海らしいボディがあります。 特筆すべきはやはりそのミネラルです。海藻類を食べた時に感じるヨード的な風味、そして確かな塩味を、はっきりと感じることができます。この海由来のミネラルを、南方のフルーティーなエキスのなかにうまく織り込んでいるのがこの「グルゴ グリッロ」ですが、この2015ヴィンテージは、例年以上にその融合ぶりがうまくいっているように感じます。 瑞々しい白桃の旨味に加え、皮つきの塩アーモンドを齧ったときのような香ばしい味わいが余韻に残ります。 品種: グリッロ100%

ぷ〜ちん