澄んだかがやきのある、グリーンがかった淡いレモンイエロー。粘性はやや強く、ディスクもやや厚い。若々しく軽快な外観の印象。 香りの第一印象は、開いていて華やか。特徴として、柑橘類、青リンゴ、アカシア、花梨、アニス、鉱物、コリアンダー等、木樽からのニュアンスがありつつ、第一アロマが強い印象。 アタックはやや強く、甘みはまろやか。力強い酸味と、穏やかな苦味。まろやかでふくよかなバランス。アルコール感はやや強く、余韻はやや短い。 成熟度が高く、豊かなワイン。提供温度は８〜１０度、グラスは中庸。 ヌガンエステートのプレミアムなワイン造りを生かし、優れた品質のワインを魅力的な価格で消費者に提供するコンセプトのシリーズ。Veganワインにもかなり力を入れている模様。NSW州、ヴィクトリア州、Sオーストラリア州と広く畑を持っている。 2016あたりまでのエチケットも好みなデザイン。 低温だとスパイスとゼストがしっかりとした柑橘系が強く、温度が上がってくるに連れ果実の熟度が上がってきて丸みが強くなるものの、スパイスの爽快さが一貫している。 香りではあからさまではなかったものの、舌に乗った重みとまろやかさで樽感を強く感じさせる。それでも柑橘の風味でひっぱり、酸とアルコール感で後口を締めるため、嚥下後はそこまで重たいといった感覚は残さない。 できれば晴れた日、猛暑でなければ。人数を問わず、無理にでは無いがワインを知らない方とでも、大きなテーブルを囲む人数まで。 若いハードタイプ、クリームパスタ、京のおまんじゅうれもん

瀬戸 咲弥