NV レミ・ルロワ　エクストラ・ブリュット　コート・デ・バール　シャンパーニュ/フランス 日曜日のワイン。 激しい雨の中、午後から連れ合いとふたり、東京ステーションギャラリー開催中の「南薫造展」を見に行きました。 最近は、杖なしでの歩行にも不安がなくなり、それに伴い車の運転も再開したのですが、傘をさせないような強雨でも移動できるようになったのがありがたいですね♪ 南薫造…この方には、ぜんぜん予備知識がありませんでしたが、明治末から昭和初期にかけて活躍した、近代美術の洋画家でした。 「ニッポンの印象派」というキャッチフレーズ通りの作品も魅力的でしたが、むしろ素朴ともいえるタッチの水彩画の数々に惹かれました。 解説を見れば、彼が画業の留学先に英国を選んだのも、彼の地が水彩画の本場であったこと故とのことで、むべなるかな。 透明感のある風景画の世界にひととき心を奪われ、思いがけない出会いを楽しみました。 その日の晩ごはんに合わせたのは、若手生産者が手がけるエクストラ・ブリュットのシャンパーニュ。 香りや味わいにクリアさが目立つ、「透明」をベースにしたような、水彩画の世界にも通じる風味を持ったワインです。 作り手のレミ・ルロワは、ボルドー大学で醸造科のディプロムを2006年に取得した後、2009年から自身のシャンパーニュ造りを始めたコート・デ・バールのレコルタン・マニピュラン。 父から受け継いだ9haのドメーヌのうち、約3ha分の区画から自身のキュヴェを仕込んでいるそうです。 このエクストラ・ブリュットは、バックラベルによれば、ピノ・ノワール65%、シャルドネ35%という品種構成。 ベースワインは2016年で70%、残り30％がリザーヴワイン。デゴルジュマンは2019年9月、ドサージュは4g/lとなっています。 グラスからは青リンゴや白桃の甘い果実香。ブリオッシュやローストしたナッツの香ばしさが静かに香ります。 とてもドライで張りのある強い酸、甘さを取り除いた果実の旨み、ミネラルの塊のような硬さを感じる口あたり。 ボディはやや軽めのスッキリタイプですが、コクを感じる密度感があります。いろいろな味覚要素を束にしてしっかり縛り上げたような、複雑で締まった味わいですね♪ 時間が経つと当たりは多少柔らかくなりますが、コントレックスを初めて飲んだ時の驚きを思い出しました(笑) 余韻に蜂蜜の風味とテクスチャを感じ、最後の最後に驚くような粘性の強さ！ 予期せぬ「仕掛け」が次々とオープンになっていくような楽しさのあるワインですね。美味しいです。

iri2618 STOP WARS

高菜チャーハンにもいい感じですか？

アトリエ空

アトリエ 空さん　バッチリでした♪ そういえばこのチャーハン、角煮をつくる際に取り除けた豚の脂を炒め油として使っています。普通のワインなら負けちゃいそうですが、このシャンパーニュの硬さと酸が、上手く釣り合っていました！

iri2618 STOP WARS

あ！ こちら見逃してましたが今飲んでます♫ 杖ついていらしたのですね！ ( ๑´•ω•) もうきっとすっかり元気ですね✨

toranosuke★

toranosukeさん ご無沙汰です。この時は、心臓の手術後に退院してから1ヶ月経ったぐらいですね。まだフラフラして真っ直ぐ歩くのが難しい頃でした。このワイン、ミネラルの塊みたいと思いましたが、どうですか？

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