Ch. Mouton Rothschild写真(ワイン) by Johannes Brahms Ⅱ

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REVIEWS

ワインCh. Mouton Rothschild(1973)
評価

4.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
    詳細
    シチュエーション
    飲んだ日2023-03-13
    飲んだ場所
    買った日
    買った場所
    購入単位
    価格帯
    価格
    インポーター

    COMMENTS

    Johannes Brahms Ⅱ

    アン爺さま・ノアールさまからお誘いを頂き、銀座の名店にうかがいました! 3本目は僕から、シャトームートン・ロートシルトの1973年。 かなり状態が良いものを入手できていたのですが、普段あまりボルドーを飲んでいないのと、せっかくの逸品ですので、どなたか詳しい方と一緒に開けるべきだろうと思って、セラーで眠らせていた1本。 これまでに、たくさんのムートンを飲まれて来たアン爺さんとノアールさんにお付き合い頂くのがベストだと思い持参しました! ボトルの首のあたりから見える液色は透明感もあり期待が膨らみますが、最初で最大の難関、70年代のコルクの抜栓… とても僕にはできないのでアン爺さまへ泣きつきお願いしました。 キャップシールを外してコルクの状態を見ながら抜きますが、途中までは折れることなく全体が上がって来ます!途中で折れてしまったので、そこからはバトンタッチで僕が… 冷や汗を垂らしながら時間をかけて、なんとか1度折れただけで抜栓できました! 70年代でコルクがこれだけしっかりしてるとは… 液色と合わせて、保存状態の良さに驚きます。 そしていよいよグラスに注ぎます。 ボトルの外から見ていたように、とても透明感のあるブラウンがかった真紅色。煌めきがあり美しいです!熟成したブルゴーニュやラヤスのように見えます。 グラスに鼻を近づけると、これまた完全にブルゴーニュ!嫌な熟成香はなく、ブラッディで鉄のような柔らかな獣感に、エレガントな薔薇のニュアンス。ボルドーぽい檜のチップやインクの香りは皆無です! 口にふくむとこれまた熟成ブルゴーニュを彷彿とさせる柔らかくエレガントな和菓子のような甘味に、チャーミングなフランボワーズや苺、紅茶や中国茶の茶葉の香りが鼻を抜けます!へたる事なく、いつまでもチャーミングな甘みが続きます! 大将や女将さんともシェアして全員で味わいますが、全会一致で「これはブルゴーニュですね」の大合唱(笑) あまりに状態が良かったこともあり、「もしかしたら偽物?!」ということすら疑いたくなるレベルで、これまで飲んできたボルドーとは違います。 ただ、味わいに不思議な色気と魔法的な魅力があり、3本目ともなるといつもグラスの進みが遅くなる自分が、気付くとグラスが空いていて何度もサーブしてもらいました… この年はボルドーの良年ではないこともあり、当初から評価は高くなかったようですが、ムートンが2級から1級へ悲願の昇格を成し遂げた年で、エチケットにはこの年に亡くなったピカソを掲げ、「格付けは2級から1級に変わったが、ムートンは何も変わっていない」という皮肉たっぷりのメッセージが投げかけられていました。 同じ1973を飲んだ方の投稿を追ってみると、KT教授も「ブラインドで飲んだら10人中8人がブルゴーニュと答える」と書いていたので、やはりそういう年のワインだったのだなとハラオチしました。 奇しくも先日のルロワのペリエールと同じヴィンテージの1973は、ちょうど50年の節目。そんな2本が奇跡的に抜群のコンディションで楽しめた事自体が奇跡であり、その奇跡に立ち会って頂いたアン爺様・ノアール様に感謝しつつ、この体験自体に4.5点を付けさせて頂きます!

    Johannes Brahms Ⅱ

    L

    楽しい時間  ありがとうございました。 今見ても  色味 イイ感じですね−  ほんと、ブルゴーニュ〜 貴重な半世紀ワイン  ありがとうございました。

    アン爺

    L

    アン爺さま セラーの肥やしになっていたワインを一緒に開けてくださりありがとうございました^ ^ 抜栓から最後の1杯まで話題の尽きないワインとなり、とても楽しかったです^ ^ このワインに合わせてすき焼きを出してくださったとのことで、記憶に残るマリアージュになりました〜(><) しかしこのすき焼きの葱、美味しかったですね^ ^ 全員が、ねぎだくの卵かけご飯がしたくて、とき卵の中に葱を残して白米を待っていたのは笑いました(笑)

    Johannes Brahms Ⅱ

    L

    素晴らしいワインとお料理ですね。 私も過日、70年代をいただきましたが、ずいぶんエレガントで美味しいと思いました。

    hintmint

    L

    Johannes Brahmsさん、こんにちは。 素晴らしい機会に開けられてワインも喜んでいると思います。本当に良いワインは誰とどこでどうやって飲んだのか?が大切です。記憶に残る飲み方が重要なのです。 このワインのバックグランドも意味のあるものとなりましたね! 素晴らしい!ブラヴォー! 我が家のセラーにもう1本ありますが、さて?誰と飲みましょうか? 後20年くらい経って、しみじみと昔(今頃?)の話でもしながら飲みたいものです。

    Katsuyuki Tanaka

    L

    hintmintさん 70年代のワインを生きたままで保存できているのは奇跡ですよね(><) ちゃんと温度管理していても、自然にダメになるものもあるでしょうに、こうしてエレガントな姿を見せてもらえるというのは、運命的なものを感じますね! 手持ちの古酒はこれで無くなりましたが、今持ってる201◯年的なワインをこんな風に自分できちんと熟成させられるか、長い挑戦の始まりです^ ^

    Johannes Brahms Ⅱ

    L

    KT教授 ありがとうございます^ ^ 「ワインは、いつ、どこで、誰と飲むか」という教授の言葉は、僕のワインノートの表紙にしっかりと刻まれております!(まだノートは持ってませんが…笑) 結局は嗜好品であり単なる飲み物でしかありませんが、ワインにはお値段的にも、そのバックボーン的にも「おいしい〜⭐︎」では終わらせるような飲み方ができないものが多いので、そんなものを開ける時は、TPOを考えて戴かないと宝の持ち腐れだなと思っています^ ^ ドーヴネや70年代のルロワやソゼのバタール・ロックの1stなど、教授にご一緒頂いたワインは、どれも今でも香りと味がしっかりと思い出されますし、余市で経験した生まれて初めてのDRCは、一生記憶から消えることはないと思います^ ^

    Johannes Brahms Ⅱ

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