フランスはブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区モレ・サン・ドニGCクロ・ド・ラ・ロッシュ、A・ペルナン・ロサン クロ・ド・ラ・ロッシュ グラン・クリュ ヴィエイユ・ヴィーニュ1992をマグナムボトルからのグラスで。 色味はルビー、1992と25年を超えているがエッジの退色はまだ無し。香りはラズベリーのバランスにマッシュルームや森の下草、石灰のミネラル感、軽い樽香。 飲み口は中庸な重さの口当たり、まだしっかりと残る果実味に、バランスの取れた爽やかな酸味と綺麗に溶け込んだタンニンで、複雑でまろやかな味わい。 Clos de la Roche＝岩の畑といわれるだけあって、石のミネラル的なニュアンスがはっきりあり、また湿った森の下草のニュアンスと相まって、鬱蒼とした奥深い苔生した岩石のイメージ。 縁あって頂けた訳だが、ただただ素晴らしいというつぶやきと感嘆のため息しか出ない、至福の一杯。 2001年に引退し畑のほとんどをペロ・ミノに売却し、そのおかげでペロ・ミノがトップ生産者になったと言われる有名生産者。バックヴィンテージを未だ持っているようで、たまに市場に出てくるのだとか。

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