週末の友人たちとの3本目は、シルバー・オークのカベルネ ソーヴィニョン2014vt.です。 ナパが好きだとおっしゃる友人のための1本として。 全米でとても人気のあるカベルネSの造り手で、多くのステーキハウスのワインリストにオンリストされているのだとか。「Life is Cabernet！（人生はカベルネ！）」というキャッチフレーズを掲げているのだとか。 創業者のレイ・ダンカン氏と醸造家のジャスティン・メイヤー氏の出会いが、この生産者をを作るきっかけ。今は、メイヤー氏の後を継いだダニエル・バロン氏がワイン造りを担う。J・P・ムエックス社の元で、ペトリュス、カリフォルニアのドミナスで醸造担当をした輝かしい経歴を持つ人物です。 ナパのボルドー品種の理想郷といわれる、オークヴィル地区の3つの畑をブレンドして作られるこのワインは、100％新樽のアメリカンオークを使用して24ヶ月の熟成、その後は20ヶ月の瓶内熟成を得て出荷されます。 濃い色合い、いいワインの妖艶さをグラスの外からでも感じます。本当に細やかな脚です。 黒系果実の熟した香り、柔らかなオークの香り、甘いレザーに甘いスパイス、クリーミーなまろやかさが、これらの複雑さをまとめるような感じ。 いただきます。 力強いアタックです。しかし、飲んでも香り同様まろやかで綺麗なまとまり。 大きなキャンバスの風景画にうっとりするような、柔らかく丸くきれいなまとまりです。 マロラク発酵が本当に上手、、と言いたくなる感じのテイスト。 酸味・タンニン・果実味にスパイシーさ、色々複雑で単一でも強い要素がたくさん入っているのですが、それが 本当に丸く柔らかく治められている。さすがにおいしいワインだと思いました。

okok530