ドメーヌ・アンリ・プリュードン・エ・フィス、サントーバン、2021vt.です。 相方と家飲み白4連チャンの日、こちらはアリゴテに続く3本目。 過熱したブルゴーニュワイン事情は、かつてリーズナブルであったサントーバンも怪物のごとく完全に飲み込み、今やコートシャロネーズやマコネも、その餌食にされつつあります。 このワイン、多分いつぞやショップに勧められるがままに買ったのを、セラーに突っ込んで放置していたものです。 フィラディスさんがインポートしているので、そんな大崩れは無いだろうっていう感じで入手したような記憶です。 先ほどアリゴテをいただいたので、シャルドネの果実味がハッキリと感じられます。とはいうものの、そんなにガッツリと感じるわけでも無く「まぁ、こんな感じですか、、悪くはないですね」みたいな第一印象。 ところが、10分経ち「ん？」、20分経ち「あれれ？」、30分もすると随分な様変わり。目を覚ましたかのように香りも味も、良いものになってきたではありませんか。 私、初めての造り手さんでしたが、これ、良いです。 甘やかな白桃が立ってきて、柑橘よりも表に出てきました。それと共に口中でのミネラルの余韻が、透明感がある上に長く続きます。好みじゃないですかー！ まだ餌食とは言えないお値段でこういうのに出会うと、嬉しいものがありますね。

okok530