スペイン中央部のカスティーリャ・ラ・マンチャ州のDOバルデペーニャス、フィンカ・ロス・アルトス グラン・レセルバ2005。テンプラニーリョ100%。 色味は濃いガーネット、香りは樽香にリコリスの甘いスパイスが主体、果実香はやや奥に位置するブルーベリー。柔らかく混ざり合った香り。 経年によりテンプラニーリョ特有のタバコがこなれてスパイスになったよう。 飲み口はボリュームこそあるが口当たり柔らかく、程よい果実味と控えめなタンニン酸味が柔らかく溶け込んだ感じ。スペインでちょくちょく感じるアルコール感も表に出ず、熟成感ある。 グラン・レセルバは最低60ヶ月の熟成が必要だが、このワインは15年をへており、香り飲み口ともに年相応に角が取れて丸みを帯びた風合いを見せてくれる。 スーパーで千円ちょっとという入手のしやすさと、経年による混ざり合った風味が味わえるのがありがたい、スペインらしいハイコスパな安旨ワイン。 スペインワインでたまに見かける、ボトルの表面を覆う金の網、偽造防止など諸説あるようだけど現在では装飾用途、パッと見で高級感はある。 通称「金の網タイツ」、乱雑に脱がさずそっと優しくずらして頂きたい。あれ、なんか表現がエロい…

TKR