【ポスト6件目】 今日は俺が死にかけた時の話をしよう。 どこかで聞いたような台詞だって？ そりゃそうさ。 映画｢悪魔を憐れむ歌｣の冒頭の台詞のパクリだからな。(笑) 10年以上前に隣町に出来たホームセンターの一角に酒売り場がオープンした。 最初はCh.マルゴーやらバタール・モンラッシェ(ぺルノー)やらも置いてあったが長続きしない事はわかっていた。 そんなワインをホームセンターで買う奴は滅多にいねえからな。 程なくしてごく普通の酒売場になってしばらくした頃。 見切り処分ワンコイン500円でいくつかワインが置いてあった。 1000～2000円のイタリア赤が多かったかな。 普段は目もくれないがワンコインなら悪くはねえ。 見切り処分だけあって10年近いバックヴィンテージもあったんで、俺はなるべく濃い感じのやつを2本ばかり購入した。 好みとは違うがほどほどに熟成感もあって悪くなかったんで翌週また売れ残りを手に入れて持ち帰ったのさ。 銘柄なんざもう忘れちまったが、やはりイタリアの赤だったかな。 抜栓してテイスティング。 もう、香りを嗅いだ時点で頭の中に警報が鳴り響いていた。 明らかに酢酸系の強烈な臭いしかしなかったからな。 しかし、あろうことか俺はいつもの癖でそんなヤバい香りだったのに条件反射で口に含んでしまったのさ。 くぁwせdrftgyふじこlp 幸いだったのは台所だったのですぐ流し台に吐き出す事が出来た。 さもなければ、今こうしてあんたと話すなんて事も出来なかったろうさ。(笑) ーーーーーーーーーーーーーー 元気ですかっっっ！ 元気が一番、元気があれば何でもできる、 熱劣化したアリゴテだって飲める！ かどうかはわかりませんけども。(^_^;))) とりあえず気合いを入れて飲んでみましょう。 その前にもう一つアントニオ猪木の名言を。 限界などない。 あるのは限界を口にしている自分だけだ。 ありもしない限界にこだわるな。 私に言わせれば「限界」なんて言葉はこの世にはない。 「限界」というから限界が出来るのだ。 いきます！(^_^;))) コルクがもっこり盛り上がっていたので不利は承知でしたが、キャップシールをとった瞬間｢駄目だ、こりゃ｣と思いました。 キャップシール内におさまっていましたが、液漏れの痕跡が明らかです。 さらに追い討ち。 コルクを抜く為にスクリューを差し込もうとしますが、まずコルク自体が脆くなっていて、引き抜こうとしたらボロボロになりそうなのにユルユルで押すと下に下がっていくという最悪な状態。 何とか差し込んでやわやわと引き抜こうとしますが、上の1/3程で千切れてしまいました。 その後は脆くて崩れ易い状態でボロボロ。 ほじっていってようやく最後の1/3程で差し込む事が出来たので慎重に何とか引き抜く事が出来ました。 色はかなり濃いイエロー。 昔のワイナート誌に掲載されたポンソのモン・リュイザンを彷彿させます。 香りは多分良くて紹興酒かもしかしたらビネガーかなと思いましたが、意外や熟成したモンラッシェ系のシャルドネやシャンパーニュのブラン・ド・ブランに感じるようなモカが支配的でネガティブな香りはありません。 そのモカも決して強くはないのですが。 味わいも酸味はなく、仄かに甘味を伴うモカ。 健全なアリゴテの熟成とは違うと思いますが、飲めなくはありません。 投入した費用を後悔しないだけの体験は出来たように思いました。(^_^)v また新たなアリゴテ子ちゃんとの出会いも。 楽しみです。 【その他】 このアリゴテはどこの畑からなのかはわかりませんが、2003のアリゴテでダメージを受けているのにこの香味。 ただのACブルゴーニュ・アリゴテと思えません。 個人的にはモン・リュイザンの若樹とかデクラッセを夢想してしまうのですが。

chambertin89

アリゴテぽくなさそうですが、コメント見てると美味しそーです。 冒頭の文章、文才ですね〜(^^)僕には書けません〜！！

アトリエ空

アトリエ空様 かろうじて美味しく飲める劣化だったというところでしょうか。 美味しく飲めれば熟成で不味かったら劣化ですね。(笑) 白猫様のように毎回は書けないですが。(笑)

chambertin89

アトリエ空様 追伸 アリゴテらしさはあまりなかったですね。 もっと早く飲んだら違うと思いますし、健全な熟成をしていたらもっとアリゴテらしさはあったのかも知れませんが、かなりポテンシャルがあるように感じますので、元々そういうタイプという可能性もありますね。

chambertin89

ゆるゆるでボロボロなコルクに当たったときのやるせなさと言ったらないですね。。。

Eiki

「悪魔を憐れむ歌」映画は知らないが、ストーンズの歌は知ってます。関係あるのかな？ ワインの色だ見ると私好みで美味しそーです。

糖質制限の男

Eiki様 久しぶりに当たってしまいました。(^_^;)))

chambertin89

糖質制限の男様 調べると｢悪魔を憐れむ歌」という映画は二つありました。 1968年製作のものがジャン・リュック・ゴダール監督作品で1960年代末期アメリカのカウンターカルチャーを描き、ストーンズが同曲スタジオ録音の様子を収録したドキュメンタリーを含んでいるそうで、もろに関係がありますね。 このポストの台詞は1998年のデンゼル・ワシントン主演のサスペンスホラー映画のものですが、ストーンズの｢タイム・イズ・オン・マイ・サイド｣が挿入歌として使われています。 色はアリゴテらしからぬ色ですが、同じくアリゴテから作られるポンソのモレ・サン・ドニ・モン・リュイザンも結構色が濃いようです。 味は感想の通りでまずまず飲める美味しさといったところです。

chambertin89

シャンベルタンさん、早々にありがとうございます。映画はここのところ見てませんが、ゆっくり楽しむ心の余裕を持たちたいです。

糖質制限の男

こういうテンションじゃないと飲めないワインなのかしら 笑 貴重な体験と言えるレベルで良かった（？）ですね^^;

bacchanale

糖質制限の男様 私も最近ゆっくり映画を観るゆとりがありませんね。 映画館にも１年位行ってませんし、DVDもご無沙汰なので何かしらじっくり観たいです。

chambertin89

bacchanale様 何しろ状態が悪そうなのははっきりしてましたし、2003は酸が少ない暑いヴィンテージですから尚更でした。 VINICAやってなかったらスルーか2、3千円で駄目なら諦めてますね。 深刻なVINICA中毒です。(^_^;)))

chambertin89

くぁwせdrftgyふじこlpっ！！爆笑 て、いきなりの無言フォロー 失礼致しました。 にも関わらずのリフォロー、恐悦至極に存じます。 最近けっこう放置気味の素人舌ビニカーですが、宜しくお願い致します(°∀°)ﾉ✨

カボチャ大王

カボチャ大王様 ありがとうございます。 無言でも結構ですし、無言の方は交流はお望みではないと考えてリフォローしない事が多いのですが、カボチャ大王様はアトリエ空様のポスト等でよくお見かけしておりましたので、リフォローさせていただきました。 こちらこそよろしくお願い致します。(^_^)

chambertin89