週末のルージュは、ユベール・ド・モンティーユ・ポマール・レ・リュジアン1995年を頂きました。 今は息子のエティエンヌが後を継いで、ユベール氏も他界していますが、モンティーユといったらヴォルネイや、このポマール・レ・リュジアンです。 リムがブリック掛かって来た、綺麗で淡いルビー色。 最初はかなり閉じ気味で、薄っすらとプラムやプルーン、ベリー系ジャムにアース、そしてドライ・カシスの様なアロマ。 ミディアム・ボディの果実はとても甘く熟し、タンニンが未だ未だ溶け切らず、土っぽくスパイシーで、余韻は淡く長め。段々と果実にキャラメル感が出て来て、アニマル、ブラッディな面持ちに薬草のニュアンスも感じます。 翌日は果実がまろ味を帯びていますが、タンニンがはっきりとしだし、とてもポマールらしいテロワールでしょうか。 エティエンヌのドメーヌ・ド・モンティーユのワインは、もう少し現代的でアプローチしやすいワインだと思いますが、ユベール氏のワインは無骨ですが、ある意味個性を感じます。 まだまだ先の長いポマール・レ・リュジアンでした。

Marcassin