Like!:19
3.0
あれ?というのが最初の印象。開ける時の期待値よりも美味しかったから。 あまりにも好みのワインばかりを買っていると、勿体無くて開けられなくなってくる、それで気軽に開けられるように好みの産地のものを時々適当に買うのだが、これはその1つ。 正直、値段も覚えていないし、スペックやストーリーも覚えていない。そんなに高くないウィラメットバレー、ということだけが意識にあり、それで開けた時の期待値はさほど高くなかったのだった。 だが、それは良い意味で裏切られ、もう一度このワインの生い立ちを調べたい衝動に駆られる。なんなんだ、この出来の良いワインは。 香りを嗅ぐだけでウィラメットバレーを彷彿とさせられる魅力的なアロマ。コンプレクシティを備えたチェリー系、スーボワは、口に含んだ時にも全く同じ印象、延長線上で楽しみを与えてくれる。 オレゴンPNで感じられることがある、コーラのニュアンスもあり、これはハンバーガーと合わせるべきなのではないかという興味がよぎる。 2012というホットなヴィンテージながらも、清涼感を与えてくれる酸が存在するのは、ウィラメットバレーのテロワールのストロングポイントだろう。だが個人的には恐らく2011や2013の方がここのワインは好みだろうと想像力が掻き立てられる。 このワイナリーは、ウィラメットバレーの「聖地」からすればかなり南の方にある。オーナーのスティーブジラルドによれば、聖地よりも素晴らしいテロワールだ、聖地はワインを売るためにそこにあるだけだ(恐らくはポートランドが近いという意味)と主張しているようだが、それは額面通りに受け止める訳にはいかない。明らかに聖地のワインの方がエレガントで、上質であり、そこに喧嘩を売るのは得策ではないと個人的には思う。 けれども、このワインが非常に上質であることは間違いなく、どこに出しても恥ずかしくない出来であることも間違いない。 味わいの特徴としてはソーコルブロッサーデリニアやアクロバットPNの延長線上にあり、それらのワインの上級バージョンといったところ。 購入履歴を見てみると、3000円台で買っているようだが、通常は5000円超えのワインであることが判明した。 最初に香りを嗅いだ時の「あれ?」の理由がそれで納得がいった。
m.shingo
Vinica アプリ 無料ワインを探す・記録・SNS
使い方・機能紹介を見る
あれ?というのが最初の印象。開ける時の期待値よりも美味しかったから。 あまりにも好みのワインばかりを買っていると、勿体無くて開けられなくなってくる、それで気軽に開けられるように好みの産地のものを時々適当に買うのだが、これはその1つ。 正直、値段も覚えていないし、スペックやストーリーも覚えていない。そんなに高くないウィラメットバレー、ということだけが意識にあり、それで開けた時の期待値はさほど高くなかったのだった。 だが、それは良い意味で裏切られ、もう一度このワインの生い立ちを調べたい衝動に駆られる。なんなんだ、この出来の良いワインは。 香りを嗅ぐだけでウィラメットバレーを彷彿とさせられる魅力的なアロマ。コンプレクシティを備えたチェリー系、スーボワは、口に含んだ時にも全く同じ印象、延長線上で楽しみを与えてくれる。 オレゴンPNで感じられることがある、コーラのニュアンスもあり、これはハンバーガーと合わせるべきなのではないかという興味がよぎる。 2012というホットなヴィンテージながらも、清涼感を与えてくれる酸が存在するのは、ウィラメットバレーのテロワールのストロングポイントだろう。だが個人的には恐らく2011や2013の方がここのワインは好みだろうと想像力が掻き立てられる。 このワイナリーは、ウィラメットバレーの「聖地」からすればかなり南の方にある。オーナーのスティーブジラルドによれば、聖地よりも素晴らしいテロワールだ、聖地はワインを売るためにそこにあるだけだ(恐らくはポートランドが近いという意味)と主張しているようだが、それは額面通りに受け止める訳にはいかない。明らかに聖地のワインの方がエレガントで、上質であり、そこに喧嘩を売るのは得策ではないと個人的には思う。 けれども、このワインが非常に上質であることは間違いなく、どこに出しても恥ずかしくない出来であることも間違いない。 味わいの特徴としてはソーコルブロッサーデリニアやアクロバットPNの延長線上にあり、それらのワインの上級バージョンといったところ。 購入履歴を見てみると、3000円台で買っているようだが、通常は5000円超えのワインであることが判明した。 最初に香りを嗅いだ時の「あれ?」の理由がそれで納得がいった。
m.shingo