落ち着いたややリッチなアロマのような香り。泡の溶け込みは良い方で優しく弾ける小〜中サイズ。 ほどよい酸味が後味を上品にまとめていてシャンパーニュのような雰囲気はある。 舌に残るコクもあるが余韻が薄く、口に含んですぐの広がりのピントがボケているのが減点ポイント。 一見スッキリしていて美味しいが、飲み進めるともったりして来る。 安価なシャンパーニュよりやや下かという印象。 クレマンらしい安心感はあるが無難な域に留まってまっている。 泡や酸の表現はやや劣るが、価格差を無視しても先日飲んだジュリアン バルタザック クレマン ド ボルドーの方が方向性が分かりやすく美味しいと感じる。 クレマン ド ブルゴーニュと比較してもムタール クレマン ド ブルゴーニュ ブリュット ナチュレの方が好印象。 舌にややシュナンブランのようなザラつきが残るのでスイーツとは合わせにくそう。 2.9〜3.0ギリギリくらい。 追記:レバニラ炒め、牛タンのメンチカツ、ヤンニョムチキン、焼きビーフンなどの癖のある料理との相性が思いの外良かった。シナモンとキャラメルの効いたウエハースやチェダーチーズとのペアリングも良かった。

美食家見習い