桃やアプリコットの芳醇な香りの奥にソーヴィニョン・ブランの特徴的な青芝の香りがある。とろりと甘いがそこまで重くなく、余韻の軽い酸と苦みがいいアクセントになっている。味わいのベースはゲヴュルツトラミネールで、ソーヴィニョン・ブランがそれを縁取りしている。 熟成してさらに上向くイメージはあまりわかないが、それでももう二、三年経ったものを飲んでみたい。 極甘口というよりドイツワインでいうシュペートレーゼくらいの甘さ。 三日目。ソーヴィニョン・ブランの青さは引いて、ゲヴュルツトラミネールの味わいが全体的に前に出ている。ゲヴュルツトラミネールだけだともう少し重く、味のトーンも高くなるのをソーヴィニョン・ブランが程よく抑えている。 二週間近く経っても味は抜けていない。むしろちょうどいい感じ？とろみが出て重心が低くなっている。今の方が深みを感じられる。

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