Ch. Larmande写真(ワイン) by Daichi

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REVIEWS

ワインCh. Larmande(1996)
評価

3.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
詳細
シチュエーション
飲んだ日2017-01-27
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価格帯
価格
インポーター

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Daichi

シャトー・ラルマンド 1996 ボルドー・サン・テミリオン・グラン・クリュ。サンテミリオンで最も古いもののひとつらしく、ワイン生産の歴史は13世紀にまで遡るそうな。 1970年代の中頃、温度調節付きのステンレス・タンクが導入され、ワイン蔵全体が刷新された。使用される新樽の比率も最高のヴィンテージでは66%近くまで上げられるようになったそうな。 遅い収穫と厳しい選別や低収穫量にこだわって造っているとのこと。 コンサルタントはミシェル・ロラン、このヴィンテージは不明だが、メルロー65%、カベフラ30%、カベソー5%のセパージュ、平均樹齢30年。 PP88点。 エッジはオールディーな橙。 アロマはカシス、ダークチェリー、レーズン、腐葉土やなめし革、枯葉、ダージリンのブーケ、西洋杉やローストな樽香、ピスタチオ系ナッツ、マイルドなミルク、ミント系ハーブのスパイスなど。 熟れた黒の果実味に赤のフレーバーがアクセント、口当たりはシルキーなんだが、タンニンは奥深く凝縮されたストラクチャー、開けたては飲み頃がとうに過ぎたかと思っていたが、1時間経てば酸とタンニンのバランスが取れてきて、エレガンスさを醸し出す。余韻は甘草やキューバ葉巻、バニラビーンズやローズマリー、オレガノ、ナツメグ、ミント系のハーブが強く、独特な紅茶や香草っぽいニュアンスが長く残る。 どうなのかな、ベストコンディションは3〜5年前に訪れた感も拭えないが、時間が経てば徐々に甘さを現してくるので、忘れた時を思い出すような耽美なイメージも連想させる面白いワインかも。

Daichi

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