Crabo Riesling Provincia di Pavia写真(ワイン) by 瀬戸 咲弥

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REVIEWS

ワインCrabo Riesling Provincia di Pavia(2022)
評価

3.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2024-06-29
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所
購入単位ボトル
価格帯1,500円 ~ 1,999円
価格
インポーターモンテ物産

COMMENTS

瀬戸 咲弥

マーレ・マンニュムは以前にも触れたので軽く。最大の特徴は、「魅惑的なパッケージ」という紹介通り、衝撃的なタコやマンモス、関取のエチケットを一度見れば忘れることはないがCastelmare Prosecco Diamond Editionのギラ付き具合は特にすごい。モエとかアルマンドの中にしれっと並べて置いてみたいくらい。 澄んだ輝きのある、グリーンがかったやや淡いストローイエロー。粘性はやや軽いがディスクはやや厚い。若々しく軽快な外観の印象。 香りの第一印象は開いていて華やか。特徴として、柑橘類、青リンゴ、キンモクセイ、アニス、グラッシー、白胡椒、コリアンダー等。若々しく第一アロマが強い。 アタックはやや強く、甘みは豊か。生き生きとした酸味とうま味をともなった苦み。溌溂としていてジューシーなバランス。アルコール感はやや強く、余韻は短い。 シンプル、フレッシュ感を楽しむワイン。適性温度は8~10度、グラスは小ぶり。 店頭ですごくすごいプッシュされたので迷わず購入。やや淡いと書いたが色調自体はしっかりとした印象。 冷蔵庫から出したばかりでもキャップを回せば香りが溢れ、グラスにサービスしても縁の少し上までしっかりと上ってきてくれるボリューム感。 柑橘類は青々としているが張りのある果実。その果実が全体をリードするものの、産毛の硬いハーブや白胡椒等、セイヴァリーな香りが主体。それとは別で個人的に白系の肉のような香りを感じたのが印象的。 香りの印象とはうってかわって、口に含むとやや残糖がある甘みを感じられ、口内で揉めるようなやや重たい食感。ではあるものの、先ほどの青さからくる爽快さと重めの液体を拭う様な酸、スパイス的な舌への刺激にゼストの苦みが混じり合い、お腹に溜まる重さはあるが嚥下時の重みは感じられない。 ここまで書いてようやくリースリングであることを思い出す。ポンと出されれば、グリューナー、シャルドネ、ミュスカのどれかと答える気がする。強いて言えばすべてが直線的なところや残糖、北方系がより濃く出ているところから見出すべきか…。 カンティーナ・ダウトーレがラビリントをスティルにアレンジし直してボトリングしたとか言われたらあっさり信じ込むと思う。 香りもボリュームもあり、できれば低温をキープし嚥下後の重量感を減らしたいのでクーラーに漬けつつ小ぶりなグラスで。できれば晴れた日、休日であればなおさら。大きな会場や小さなテーブルであればカジュアルな場で。アルコールに慣れたワイン初心者から普段使いまで幅広く利用できるワイン。ししゃも、志波まんじゅうのソーダまんじゅう、季すずやか(青梅)の葛部分。

瀬戸 咲弥

瀬戸 咲弥
瀬戸 咲弥

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