- 明るいだけが陽ではない - 開けた時に苺タルトのようにクリーミーな香りが漂った。夕焼けのオレンジ色には深みがあり、グラスの淵に泡が溜まっている。グラスに鼻を近づけると、お菓子の香りはしない。甘み、酸みといったフルーツ感は控えめで、スモーキー、アルコール風味(アルコール感とは違う)と木材と白い花の香り。普段飲むシャンパンとはテイストがかなり違う。旨味がずっと残るのは、2012だからかもしれない。泡切れが早く、微炭酸な感じになるのは、前に飲んだ2011と同じだが、2012はバランスの強かさがある。それから、色が特に綺麗で、明るく輝いている時だけが“陽”ではないと気付かされた。 今日合わせた食事は、余韻のマリアージュだった。 食べ物: 3種の鮪丼(トロ、赤身、ネギトロ)、ガリ、 国産ローストビーフ、フィリップベル ディスクキャラメルショコラ、ハンターズポテトチップス ブラックトリュフフレーバー

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