澄んだ輝きのある、紫がかったやや明るいダークチェリーレッド。ディスクはやや厚く、粘性もやや強い。若々しく軽快な外観の印象。 香りの第一印象は開いていて華やか。特徴として、ブルーベリー、カシス、ブラックベリー、スミレ、バラ、リコリス、生肉など若々しく第一アロマが強い。 アタックはやや強く、甘みは豊か。生き生きとした酸味とサラサラとしたタンニン。ジューシーで流れるようなバランス。アルコールはやや強く、余韻は短い。 シンプルでフレッシュ感を楽しむワイン。適正温度は10℃〜13℃、グラスは中庸。 一人でのおやつ休憩から多人数でのカジュアルなパーティー。形式張って言うならコトレッタやカエルのフリット、くだけて言うならうすしおのポテチ。 若くみずみずしい果実味あふれるフレッシュなワイン。 協会方式でチェックしてはいるものの、かなりチャーミングな印象。赤ワインとしての軸はありながらも、ジュースのような雰囲気のワイン。 香りからくるフルーティーな甘さと生き生きとした酸で軽快な飲み口は、小粒でハリの良い紫〜黒系果実で水分補給をしているような印象。 スキルの問題も大きいと思うが、注ぎ口の内側が角ばっていて非常に注ぎ辛い。

瀬戸 咲弥