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4.0
始めは重たかったけど、なかなかイケるワイン。かなり濃い目。肉とチーズに良く合いました。 以下ワインショップの解説文 注目産地ビエルソの古樹から生まれた、強靭にして流麗なスペイン赤。これぞ「スペインのピノノワール」、いや「ピノファン」だ! ピッタカム ≪スペイン ビエルソ地方≫ ピッタカム バリカ 2012 注目産地ビエルソの古樹から生まれた、強靭にして流麗なスペイン赤。 キリスト教3大巡礼路のひとつであるサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路上にある、スペイン北西部ビエルソ地方。21世紀以降、興味深いワインが次々と出てきているこの産地を代表する生産者のひとりがこのピッタカムです。リアス・バイシャス地方のトップワイナリー「テラス・ガウダ」が経営権を所有しており、樹齢50から80年の厳密な有機栽培を実践する畑から、素晴らしいビエルソワインを生み出し続けています。 使われている地場品種メンシア種は、比較的早く熟すブドウで、肩の張った房の形状。果皮に厚みはなく、概観はシラーに似ています。ポリフェノールが少なく、アントシアニンも少ないけれど、色素はよく定着します。酸度は葡萄の段階ではカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、テンプラニーリョなどに比べると低いのですが、ワインになったときには、不思議とフレッシュな酸味を感じます。タンニンも柔らかで風味豊か。その個性から「スペインのピノノワール」とも言われます。ただ、樹齢のせいなのか、このピッタカムによるメンシアは、その風味の豊かさ・エレガンスに、屈強なボディが加わった迫力あるワインに仕上がっています。 よく熟したプラム、ブラックチェリーなどの果実香に控えめなスミレの花、トースト、クリーミーなオークの香りも。力強くも細かなタンニンがまずあり、次いで豊満な果実、そして豊かなアルコールの膨張感が遍く広がります。 目を見張るような力強さがそこにはあります。が、同時にエレガントで調和がとれている。 強いのに、同時に柔軟性がある。靭性がある。そのボディに目を奪われがちですが、実は酸のレベルがとても高いのですね。 その骨太な酸は、歴史ある屋敷の大黒柱を思わせるものがあります。 また、硬的なミネラルもはっきりと感じられます。ワイン中に果実味以外の要素が感じられるんですね。 わずかにしょっぱいですし、液体中に硬度も感じます。 石灰質とスレート、粘土で構成されたビエルソの土壌から、深く根を張った古樹が引き出したものでしょう。 ワインの骨格がちゃんとしている。 良いワインの証です。余韻にはほのかなヴァニラやコーヒーの風味。持続力があり、かつ重くない。 この感じ、ピノノワールというよりはピノファンだ! (ピノファン:ピノノワールのクローンで、凝縮度が高いワイン) 品種: メンシア100%
ぷ〜ちん
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始めは重たかったけど、なかなかイケるワイン。かなり濃い目。肉とチーズに良く合いました。 以下ワインショップの解説文 注目産地ビエルソの古樹から生まれた、強靭にして流麗なスペイン赤。これぞ「スペインのピノノワール」、いや「ピノファン」だ! ピッタカム ≪スペイン ビエルソ地方≫ ピッタカム バリカ 2012 注目産地ビエルソの古樹から生まれた、強靭にして流麗なスペイン赤。 キリスト教3大巡礼路のひとつであるサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路上にある、スペイン北西部ビエルソ地方。21世紀以降、興味深いワインが次々と出てきているこの産地を代表する生産者のひとりがこのピッタカムです。リアス・バイシャス地方のトップワイナリー「テラス・ガウダ」が経営権を所有しており、樹齢50から80年の厳密な有機栽培を実践する畑から、素晴らしいビエルソワインを生み出し続けています。 使われている地場品種メンシア種は、比較的早く熟すブドウで、肩の張った房の形状。果皮に厚みはなく、概観はシラーに似ています。ポリフェノールが少なく、アントシアニンも少ないけれど、色素はよく定着します。酸度は葡萄の段階ではカベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワール、テンプラニーリョなどに比べると低いのですが、ワインになったときには、不思議とフレッシュな酸味を感じます。タンニンも柔らかで風味豊か。その個性から「スペインのピノノワール」とも言われます。ただ、樹齢のせいなのか、このピッタカムによるメンシアは、その風味の豊かさ・エレガンスに、屈強なボディが加わった迫力あるワインに仕上がっています。 よく熟したプラム、ブラックチェリーなどの果実香に控えめなスミレの花、トースト、クリーミーなオークの香りも。力強くも細かなタンニンがまずあり、次いで豊満な果実、そして豊かなアルコールの膨張感が遍く広がります。 目を見張るような力強さがそこにはあります。が、同時にエレガントで調和がとれている。 強いのに、同時に柔軟性がある。靭性がある。そのボディに目を奪われがちですが、実は酸のレベルがとても高いのですね。 その骨太な酸は、歴史ある屋敷の大黒柱を思わせるものがあります。 また、硬的なミネラルもはっきりと感じられます。ワイン中に果実味以外の要素が感じられるんですね。 わずかにしょっぱいですし、液体中に硬度も感じます。 石灰質とスレート、粘土で構成されたビエルソの土壌から、深く根を張った古樹が引き出したものでしょう。 ワインの骨格がちゃんとしている。 良いワインの証です。余韻にはほのかなヴァニラやコーヒーの風味。持続力があり、かつ重くない。 この感じ、ピノノワールというよりはピノファンだ! (ピノファン:ピノノワールのクローンで、凝縮度が高いワイン) 品種: メンシア100%
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