コウロム(EgyBev)のシェラザード・ロゼ エジプトのロゼ。エジプトではピラミッド建造の労働者はビールを飲んでいたそうですが、時代は下り、ヘロドトスによれば祭祀階級の人々はワインを飲んでいたそうです。考古学的に古代よりナイルデルタ地帯ではワインを醸造していたのは間違いないようですが、毎年氾濫していたナイル川のことを考えるとブドウの栽培をエジプトで行っていたかどうかは疑問が残ります。アスワンハイダムのできた今、ぶどう畑はナイルデルタ地帯にあるようです。品種はモンテプルチアーノとグルナッシュ。しかし何故エジプトでシェヘラザード？ クリアなオレンジ色。プラム、ライチ。 程よいタンニンと酸味を持つかなり辛口なロゼ。苦味が強く、基本的にこの苦味がワインを支配しています。大きな特徴はないですが、それ故破綻しておらず、旧世界風の味わい。休日の昼から飲むには最適でした。 写真は白金の「手打そば佶更」。かなりハイレベルですが立地が…。

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