サリーチェ・サレンティーノ・ トッレ・ノーヴァ 2012 ナタリーノ・デル・プレーテ シチリアに次ぐブドウ栽培地として、イタリア国内のみならず、時には、フランスにまでブドウを供給してきたほどの生産量の多さを誇る、南部のプーリアにあるDOCサリーチェ・サレンティーノ。 ナタリーノ・デル・プレーテは、じいさんの代に植えた樹齢７０年の畑を守り、自然な栽培で、味わい溢れるワインを手掛けているそうな。 昔ながらの仕立て、アルベレッロ仕立てを守る彼の畑は、手間が４倍かかるらしい。 新しい樹を植える際も、そこに生えているブドウの枝を伸ばし、地中に根をはらせる、プロヴィナージュを採用、昔ながらのこの地にある、最適なブドウとその栽培を行っているそうな。 ネグロ・アマーロ８５％、マルヴァジア・ネラ１５％ のセパージュ。 アロマはレーズン、ラズベリー、レッドチェリー等の割と赤みが多い果実。ローズマリーやインド系の独特なハーブ香、なめし革や獣のニュアンス、牡蠣などのオイスター、黒鉛や鉄分。 濃い赤の果実味、酸味は大分強くタンニンもなかなか。深みより浅瀬の爽やかさが強いかな。マルサネっぽいニュアンスがあるかな。 レッドベリー、ミネラル、東洋ハーブの余韻が残る。 独特だね。ワイン単体だとどうかと思うが、イタリアン、フレンチ、中華など様々な料理とマリアージュしそうな気がする。 料理を引き立てる、いぶし銀な感じかね。

Daichi