☆4.3（コスパ込み＆思い入れ補正あり） 18vtを2022年12月に。 コスパ抜群な最上級デイリー・ボルドーで、また、18vtの特徴も如実に感じました── ４年前に10vtを頂いた際に、言葉に言い表せない程の感銘を受けたキュベです。 当時、税込2,000円もしないお値段でしたが、少なくとも5,000円以上の価値はあると、本気で思った綺麗なチョイ熟成ボルドーでした。 ミディアムボディ寄りながら、確かな満足感を与えてくれる、正しくワインの女王の様な味筋でした。 その後に11vt＆15vtを頂きましたが、10vt程のインパクトは感じられず、ボーっとしていたら16vtを買いそびれ、今日の18vtに至ります。 基本情報── ○AOCボルドー・シュペリュール ○アントル・ドゥ・メールの生産者さんで、シャトーの位置は、ガロンヌ河を挟んでちょうどソーテルヌの対岸にあたる場所。 ○オーナー兼責任者の方は、元々は、大学の数学の先生。 ○メルロー40%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、カベルネ・フラン30% ○樹齢平均30年。平均収量は35hl/haと、かなりの低収量です！ ○Alcは15%です。15vtが14%だったので、温暖なvtならではでしょうか。 思い入れがあるだけに、前置きが長くなりました。頂きます。 抜栓直後── ○これまでのvtは抜栓3時間後以降が良かったのに対して、今回は抜栓直後から果実の厚い甘味を感じます。 ○また、これまでのvtでは黒系と赤系が半々程度でしたが、この18vtは黒7：赤3の比率でフルボディ寄り。 ○完熟したカシス、黒と赤チェリーの甘い果実。 ○少し濡れた葉っぱ＆優しいなめし皮の香り、そしてウェットな白い小石系のミネラル感が、ボルドーを頂く充足感を満たしてくれます。 抜栓１時間後── ○黒糖の様な甘やかさが出てきました。 ○その一方で、シダの抜け感も。 あっという間に、完飲してしまいました汗 10vtの衝撃までとは行かなくても、11vt＆15vtと比べると断然の出色でした。 この寒い季節にピッタリ。 いやー、安易な表現ですが、本当にコスパ最強なボルドーです！ ボルドーでやっぱ良いな！！と思わせてくれる最上級デイリーです。 このお値段は、本当に嬉しい！

ぽんちー