マイクロプロジェクト第2弾、ブルガリア:その3 2008 ヴィア・ディアゴナリス カストラ・ルブラ メルロー60%カベルネ・ソーヴィニヨン30%ルビン5%マヴルッド5%（多分？） ついにカルディワイン・デビューです。とても細長い瓶が特徴的。グラスに注ぎます。色は赤紫がかったガーネット。少し不透明なところがありますが、エッジには熟成サインが出始めたところ。グラスをぐるぐる回してもそれほど「脚」は見られませんが、グラスにふうッと息を吹きかけると、グラスの表面にかなり厚みのあるグリセリン成分がへばり付いています。充実したボリューム感のあるワインであることが推察されます。香りは赤系果実の溌剌とした感じと黒系果実の凝縮感の程よいミックス。微かにミントや、黒胡椒などのスパイス、白檀のような香木っぽいニュアンスも感じます。 上品な和三盆のような甘さを連想させる香りや、茹で小豆のようなムッとする感じは、上質なメルローの存在感を示しているのでしょうか？口に含むと、とても繊細でエレガントな熟成感と、それに矛盾するようなアルコールの強さを感じます。グリップの強い酸味と程よいミネラル感は、パワフルというよりは上品さを感じさせます。おそらく、かなり強いタンニンもあるはずですが、他の要素がキレイにマスキングしていて、ほとんど渋さや苦味を感じません。余韻の長さも、上級ワインと遜色ないレベル。単純な甘みを感じることもないので、トータルな印象としてはとてもドライ。1000円台半ばのワインとしては申し分ないクオリティですね。時間が経つうちに香りの小豆感が高まってきました。かなり前に飲んだことのある、ドメーヌ・ボイヤールのロイヤル・リザーブ・メルローもこんな感じでした。ブルガリアのワイン、実にレベルが高いですねえ。

iri2618 STOP WARS

いかにもミシェルロラン好みのセパージュですね 美味しそうです(^_^)

J. Hall命

J.Hall命さま コメントありがとうございます。ロラン関係してるんですか？知りませんでした。何せ裏ラベルにあるのはキリル文字（？）ばかり！まったく判読できません。数字と%表示だけは共通なので、セパージュ比率しか情報が取れませんでした。

iri2618 STOP WARS

私が飲んだドミナントと言う赤はショップの親父さんがミシェルロランが監修してると言ってました カベソーとシラーのブレンドだったけど、これはいかにもメルロー使いらしいなと思ったもんで--- 間違ってたらスンマセン（≧∇≦）

J. Hall命

はじめまして～♪ 私もこのワイン大好きです！！ 最近はエチケットがリニューアルされたみたいですが中身は同じだそうです(*^O^*)

波姫(^w^)

J.Hall命さま 気になってググってみたら、やはりミシェル・ロランが絡んでるみたいですね。ただ、造りの傾向として「ロランテイスト」が濃厚というわけではないように思います。

iri2618 STOP WARS

波姫(^w^)さま はじめまして！コメントありがとうございます。エチケット変更ということは、次のヴィンテージが出てるんですね。新しいものも良さそうですが、この2008ヴィンテージ、いまがちょうど飲み頃ですね。2日目で飲みきってしまいましたが、澱の量がハンパないですね。それから、初日はあまり意識しませんでしたが、後口にくるピリッとしたスパイシーな刺激が、実に良いアクセントになっていますね〜。あの感じ、メルローやカベルネで経験したことがないので、マヴルッドやルビン由来のものでしょうか？リピートして確認してみたくなりました！

iri2618 STOP WARS

ミッシェルロランさんがコンサルタントしている会社はたくさんありますが、こことの関わり方はそれ以上のものがあります。 施設も世界を見ても10指に上げても良いくらいレベルの高い醸造施設です。 ブルガリアでは他と比較できないワイナリーなので、是非違うワインもお試し下さい。 素晴らしいコメント、素敵です！

masa☆★

masa☆★さま コメント&ご教示いただきありがとうございます。ますますブルガリア・ワインへの興味が募りますねえ。国際品種の出来も素晴らしいですが、固有品種の個性も魅力的ですね。入手可能な限り、いろいろ試してみたいと思います。是非、よろしくご指導ください！

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