近所のワインバーにて、薄めに造ってあるナチュールのシラーを注文。 色は少し濁りのあるロゼ。ブラッドオレンジと桜色の間。 一応、赤ワインということになってるのかな？？色も味も完全にロゼだからロゼってことでいいや。 旨味や弱めのベリーが液体に溶け込んでる。まろやかで高品質。 ナチュールや熟成したシラーにしかない、硫黄とか新聞紙みたいななんとも言えない香りがある。この香りを嗅ぎたくて注文した訳だが、これが薄い！よって探りながら飲むわけだが、液体はめちゃくちゃ飲みやすいからスイスイと進んでしまう。中毒系の魔性のワイン？狙ってやってるとしたら凄い。 難しいのは食事との相性。難しいと言っても、めちゃくちゃ合う。ロゼの中でも超優秀。 テリーヌと合わせると…合う！しかし、例のシラーの香りがわからなくなる。テリーヌを食べたら水を飲まないとわからないくらいに弱い香り。 客がいなくて暇そうなマスターも火が付いたのか、考えながらいろいろサービスしてくれました。 まずはミモレット。相性は最高！豊富な旨味と旨味のマリアージュ。ミモレットの熟成も長くて美味しい！しかし、これも普通の良いロゼと良いミモレットの組み合わせであって、シラーは関係無い。例の香りもやはり感じない。 コンテも同じ。比べればミモレットに劣る。 炙ったカラスミ。これも合う！臭みはほとんど感じず、違和感なく合う。すごい！でもやっぱり香りは消える。 ここで思い付いたのが、食べ物を細かくするという事。こうすれば何とか良い香りが残せる。しかし、やはり香りは弱いし、普通のロゼと食べ物の相性として考えると食べ物が物足りなくなる。 最後に出してもらったのが、鰹出汁にとろみを出したスープ。これが最高！シラーの香りを引立てて素晴らしい味わいに！ナチュールシラー×鰹出汁のマリアージュ。覚えました。今回は即興だったけど、研究すればもっと良くなりそう。

hamuito

パズルみたいですね(^^;) マスターも違いのわかるお客さんの来訪にさぞ楽しかったことでしょう(^_^)b

T.Kuwano

料理との相性については、ロジカルに考えていった方が成功する確率は高いと思います。ワインと料理の見識が共に高くないと出来ない芸当なので感心しますね。 県庁所在地近くとはいえ田舎と言って良いレベルの町なので僕みたいな客は一応貴重みたいです…。

hamuito