☆3.5（コスパ＆思い入れ補正込み） 野苺のアロマ＋お香の様な東洋的な薫り、、 ブルネッロ種を頂く歓びをもたらしてくれる、コスパ良好なブルネッロ・ディ・モンタルチーノです── 雨降りの昼下がり、ブルネッロと洒落込みます。 このブルネッロは、ワイン初心者の頃に感銘を受けたものです。 当時のvtは確か13年で、あまおうの様な甘やかな苺に、お香の東洋的な薫りが絡みつく、非常に蠱惑的なワインと記憶しています。 今回は18vtで、ALC14.5%です。 モンタルチーノの丘の中でも、南西地区の生産者さんです。 朝６時に抜栓し、９時に初飲── ◯中国茶＆なめし革、若干のダークチョコレート ◯その背後に、赤い果実が薄っすら。 ◯サンジョベーゼやブルネッロ種らしい酸の質感が前面。 ◯果実味の出力が弱く平板な印象なので、時間を置きます。 ４時間後の13時── ◯おぉ、来ました！あまおうとまでは行きませんが、熟度高めな野苺の風味が最前線に出て来ました！ ◯この野苺の風味にはヘタの緑の抜け感もあるので、抜栓直後の中国茶＆なめし革と相まり、やはり私にはお香の様なオリエンタルな薫りに感じられます。 ◯この初日目に完飲してしまいましたが、開けて二日目の方が良さそうです。 ◯今日の様に早飲みも利きますが、あと数年は置きたいところ。 やっぱブルネッロって良いな〜と思わせてくれる、ワインです。 陽と陰を合わせ持つ、黄昏れた雰囲気が大好きです。 休日の〝陽〟な気分に、雨降りの〝陰〟のムードが加わり、このワインを頂く歓びを相乗させます。 赤い果実味が綺麗に出たブルネッロなので、個人的には、少し冷やし気味＆ブルゴーニュ・グラスがオススメです。 良質なサンジョベーゼ＆ブルネッロは、意地でもブルゴーニュ・グラスを第一候補としてしまいます（笑） なお、vinica未投稿ですが、同じ生産者さんのロッソ・トスカーノ（2千円台前半）、ロッソ・ディ・モンタルチーノ（3千円台前半）もコスパ◎で、オススメです！

ぽんちー