面白いワイン。ナチュールのような香りと造り。明るく輝いた黄色の液面。いきいきとした酸と果実味が口内で跳ねる。余韻はやや短いが酸のフレッシュさが残る。アルコール度数の高さからくる、とろりとしたテクスチャー。白で14%もあると通常は重く感じるが、これは酸が全体に張っているのでそう感じさせず、むしろしなやかさを感じさせる。ピノ・ブラン主体でこうしたボリュームのあるワインが出来上がるのが面白い。 粘土がしなやかさを、石灰岩が酸のキレを出しているのかも？発酵温度が22度以下は白にしては高い？それがワインに芳醇なボディを与えているのかな。 温度が上がるとバランスが悪くなって緩くなる。8〜10℃で飲み始めるのがちょうどよさそう。 以外、輸入元の稲葉のホームページより。 モルスハイムの畑の複数の葡萄品種のブレンドによるワインです。150年程前には畑が小さく、すべての品種をブレンドしたワインを造り、モルスハイムのワインとして親しまれていました。それを再現したいと思い、「モルス」と名付けたキュヴェをリリースしました。品種や比率はヴィンテージによって変わります。標高は200～330m、平均樹齢25年です。土壌は50％が粘土、50％が石灰岩です。収穫した葡萄はすぐにセラーに運び、品種ごとに４時間半程かけ圧搾します。ブレンドして、22度以下に温度管理しながら、ステンレスタンクで発酵させます。収穫の翌年の8月まで澱と共に熟成させます。アロマティックかつ芳醇でしなやかな味わいを感じさせてくれます。

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