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4.0
ネレッロ・マスカレーゼという初めて飲む土着品種ですが、もともと糖度がそれほど上がらないブドウをアパッシメントする事で、バランスの良い甘さと渋みを求めたワインなのだそう。 プーリア州のプリミティーボなど、爆発的な甘さと香りに(好きだけど)少し食傷気味になってきていた自分にとっては、このイル・パッソはまさに「丁度良い」ワインでした。 濃いルビー色。 アパッシメントらしい凝縮されたダークチェリーの果実味と酸味に、フワッと広がるバニラ、カカオの樽香。 でも甘味は良い意味で抑えられていて、後半は丸く滑らかなタンニンにバトンタッチして、黒果実のジューシーな酸味とともにエレガントで重みのある余韻となります。 オペラで言うならテノール歌手。高音域でも重みと伸びがある。パヴァロッティを連想するワイン、といった所でしょうか。 いやーほんとに、ファルネーゼのワインにハズレはないですね。
chet-tp
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ネレッロ・マスカレーゼという初めて飲む土着品種ですが、もともと糖度がそれほど上がらないブドウをアパッシメントする事で、バランスの良い甘さと渋みを求めたワインなのだそう。 プーリア州のプリミティーボなど、爆発的な甘さと香りに(好きだけど)少し食傷気味になってきていた自分にとっては、このイル・パッソはまさに「丁度良い」ワインでした。 濃いルビー色。 アパッシメントらしい凝縮されたダークチェリーの果実味と酸味に、フワッと広がるバニラ、カカオの樽香。 でも甘味は良い意味で抑えられていて、後半は丸く滑らかなタンニンにバトンタッチして、黒果実のジューシーな酸味とともにエレガントで重みのある余韻となります。 オペラで言うならテノール歌手。高音域でも重みと伸びがある。パヴァロッティを連想するワイン、といった所でしょうか。 いやーほんとに、ファルネーゼのワインにハズレはないですね。
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