『カルメネール』 未熟な状態で収穫されると”ピラジン”という物質の影響で、青臭いニュアンスに。”ピラジン”は麦茶やほうじ茶やローストナッツ等に含まれ、あの香ばしさの元になっている反面、ピーマンやキュウリ等の青臭さの原因にもなっている成分。 樹勢の強い品種なだけに、その樹勢をコントロールしないと養分が果実よりも枝や葉に吸い取られてしまい、多雨や過剰な灌漑でその傾向が強くなる様。それだけに、かつては早熟の品種と考えられており青臭いニュアンスを持つものが多かったが、現在は樹勢をコントロールしながら晩熟化させる事で“ピラジン”を減少させ、スパイシーな風味を引き出している。 栽培が難しく絶えて行ったカルメネール。 だけど、こんなに堂々と「まぼろしの」!!なんて掲げなくてもね(´·ω·｀) 晩熟な分アルコール度数はやや高めの13%だけれど、それを感じさせないアッサリとした飲み口。タンニンは少なく甘いバニラ香。フルボディの割に飲みやすく感じました。 赤々しいお肉も良いけど、ガトーショコラやザッハトルテみたいな濃厚チョコレートケーキとも良さそう♪

kyu