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2.5
2013 ブランク・キャンバス リースリング ブラインド・リヴァー マールボロ 南島/NZ 金曜日のワイン、TGIF! いつものように、テニスのレッスン後の家族反省会で開けた(空けた・笑)白ワイン。 驚くようなバックヴィンテージのNZリースリングが、現行ヴィンテージみたいな価格で目の前にあれば、そりゃ手が出ますよね⁉︎ ブランク・キャンバスは、腕利きの醸造家夫婦(夫は生化学博士で妻はマスター・オブ・ワイン)が営むNZ、マールボロのワイナリー。 真っ白なキャンバス(Blank Canvas)の上に絵の具を載せた筆が1本置かれ、ワイナリー名、産地名、品種名、収穫年が記された、そのものズバリなエチケットは、シンプルながら記憶に残るボトルデザインです。 以前から気になっていたつくり手さんですが、飲むのはこれが初めてです! エチケットには、シンプルに「マールボロ リースリング」と記されていますが、インポーターの資料によれば、最近飲んだばかりのマールボロのサブリージョン、アワテレ・ヴァレー/Awatere Valleyのさらに南側に位置する、ブラインド・リヴァー/Blind Riverという小さな地区の単一畑で育ったぶどうを使用したワイン。 同地区にある生産者「ブラインド・リヴァー・ワイナリー」のHPによれば、ブラインド・リヴァーは、「NZのすべての渓谷の中で最も過酷な環境であり、特に風が強く乾燥している冷涼な地区」だそうです。 外観は、明るく淡いブライトゴールド。エキス分と酸がたっぷり!といった感じの見た目です。 濃厚なレモンジャムやホットレモネード、砂糖漬けのレモンピールやレモンカードといった「レモンオールスターズ!」みたいな、レモン尽くしの香りのベースに、ジャスミンのような白い花、石灰系の白いミネラルのニュアンスが重ね塗りされている印象♪ 口に含むと、甘みと旨みが渾然一体となった、イキイキした果実味中心の味わい。 日照に恵まれたエリアならではの果実の成熟と、冷涼な気候特有の豊かな酸のコンビネーションが理想的なバランスを生み出しているように思います。 リースリングの故郷、ドイツのワインでいえば、モーゼルのリースリングみたいな感じですね。 意識的に残したような、品のある甘みが印象的ですが、アルコールは9%と表記されていますので、やはりそういう「つくり」なのでしょう。 経年によりとても熟れているものの、旨みと酸と果実感の凝縮度が非常に高く、とても圧の強い味わいで、リリースまで時間がかかった事情がしのばれます(笑) 甘酸っぱい余韻は長く続き、微かにほろ苦さの残るミネラリーなフィニッシュ。 雲の切れ間から降り注ぐ光と、風の吹き抜ける瞬間をキャンバスに描き留めたクロード・モネの風景画のような、爽やかな自然の光景を思い起こさせるワインだと思います。 とても美味しいリースリングをいただきました✨
iri2618 STOP WARS
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2013 ブランク・キャンバス リースリング ブラインド・リヴァー マールボロ 南島/NZ 金曜日のワイン、TGIF! いつものように、テニスのレッスン後の家族反省会で開けた(空けた・笑)白ワイン。 驚くようなバックヴィンテージのNZリースリングが、現行ヴィンテージみたいな価格で目の前にあれば、そりゃ手が出ますよね⁉︎ ブランク・キャンバスは、腕利きの醸造家夫婦(夫は生化学博士で妻はマスター・オブ・ワイン)が営むNZ、マールボロのワイナリー。 真っ白なキャンバス(Blank Canvas)の上に絵の具を載せた筆が1本置かれ、ワイナリー名、産地名、品種名、収穫年が記された、そのものズバリなエチケットは、シンプルながら記憶に残るボトルデザインです。 以前から気になっていたつくり手さんですが、飲むのはこれが初めてです! エチケットには、シンプルに「マールボロ リースリング」と記されていますが、インポーターの資料によれば、最近飲んだばかりのマールボロのサブリージョン、アワテレ・ヴァレー/Awatere Valleyのさらに南側に位置する、ブラインド・リヴァー/Blind Riverという小さな地区の単一畑で育ったぶどうを使用したワイン。 同地区にある生産者「ブラインド・リヴァー・ワイナリー」のHPによれば、ブラインド・リヴァーは、「NZのすべての渓谷の中で最も過酷な環境であり、特に風が強く乾燥している冷涼な地区」だそうです。 外観は、明るく淡いブライトゴールド。エキス分と酸がたっぷり!といった感じの見た目です。 濃厚なレモンジャムやホットレモネード、砂糖漬けのレモンピールやレモンカードといった「レモンオールスターズ!」みたいな、レモン尽くしの香りのベースに、ジャスミンのような白い花、石灰系の白いミネラルのニュアンスが重ね塗りされている印象♪ 口に含むと、甘みと旨みが渾然一体となった、イキイキした果実味中心の味わい。 日照に恵まれたエリアならではの果実の成熟と、冷涼な気候特有の豊かな酸のコンビネーションが理想的なバランスを生み出しているように思います。 リースリングの故郷、ドイツのワインでいえば、モーゼルのリースリングみたいな感じですね。 意識的に残したような、品のある甘みが印象的ですが、アルコールは9%と表記されていますので、やはりそういう「つくり」なのでしょう。 経年によりとても熟れているものの、旨みと酸と果実感の凝縮度が非常に高く、とても圧の強い味わいで、リリースまで時間がかかった事情がしのばれます(笑) 甘酸っぱい余韻は長く続き、微かにほろ苦さの残るミネラリーなフィニッシュ。 雲の切れ間から降り注ぐ光と、風の吹き抜ける瞬間をキャンバスに描き留めたクロード・モネの風景画のような、爽やかな自然の光景を思い起こさせるワインだと思います。 とても美味しいリースリングをいただきました✨
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