ワイン | Ponzi Pinot Gris(2015) | ||||||||||||||||||||
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面白い変化ですね!オラオラ詐欺(笑)オレゴン要チェックリストへ入りましたー♪
kaori
kaoriさん オレゴンのワインは、冷涼感のあるキレイな酸とピュアな果実味、大地から上手く吸い上げられたミネラル感がはっきり出た、とても清冽なイメージのワインが多いですね。特に出来の良いワインに関しては、細かなディテールが狭いところにギッシリ詰め込まれている感じで、解れてくるまで時間がかかるのかもしれませんね。オレゴンのワインを試されるなら、評判の良い生産者のピノ・ノワールか、ピノ・グリをオススメします(シャルドネをいただいたことがほとんどないので…苦笑)☆
iri2618 STOP WARS
ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その3 2015 ポンジー ピノ・グリ ウィラメット・ヴァレー オレゴン/USA ラベルの右下に45周年のアニバーサリーが記載されていますが、ワイナリーが設立された1970年当時、この地にブルゴーニュ品種への適性があると考えた人はほとんど存在しなかったそうです。 オレゴンの中心的なAVAであり、北米のピノ・ノワールの聖地とも言えるウィラメット・ヴァレーの歴史が、まさにポンジーの歴史でもあるとは、不覚にも初耳でした。 前回の「旅」で訪れたワシントン州に南接するのがオレゴン州になりますが、この2州、緯度的にちょうどフランスと同じあたりになります。ボルドーの緯度にあたるオレゴンがブルゴーニュ的で、ブルゴーニュに該当する緯度のワシントンがボルドー的なワインを産み出すのが、実に面白いですね。 前置きが長くなりましたが、正にオレゴンのワイナリーを代表する、ポンジーのピノ・グリをいただくことにしました。実は、こちらのグリは2回目。昨年の10月31日に2013をいただいています。 その時は、完熟したレモンの香りと刺激的なハーブとスパイスのヒント、柔らかな酸と生姜汁のような苦味が印象に残りました。今回はどうでしょうか? まず外観は、とても光沢感の強いペールイエロー。透明度が高く、脚の出方も強く、ぱっと見は蒸留酒をグラスに注いだかのよう。 当然、粘性は高そうで、エキス分のとても多いワインのように見受けられます。 香りは、前回よりやや青みがかった果実感。柑橘ならレモンよりライム、洋ナシも完熟したル・レクチェではなく、緑のラ・フランスのイメージ。 ハーブのニュアンスは、レモングラスやアップルミント、セージ、タイムなど清涼感のあるもので、全体のバランスをより締める方向に効いています。 味わいは、クリーンでクリアな果実味と豊かで柔らかなタイプの酸がキレイなベースをつくり、そこにピリっとしたスパイシーさと、強い苦味のようなミネラル感が引き締め役として、実に的確なポイントを押さえている感じです。 現時点で完成した状態ではなく、発達途中の味わいなのは明らかなのですが、いま飲んでも十分美味しいのは、素晴らしいポテンシャルの表れでしょう。 重厚感のあるグリを求めてオレゴンに来たはずですが、いただいたのは、厚みはあるものの青春時代そのもののような爽やかなグリでした。 ただ、ワインの構造のようなもの、香りや味わいの基本設計のようなものが先の2つとは明らかに違い、よりスケールが大きいような気がします。 まだたった3本ですが、一見、同じような味わいの中に、こんなに違いを感じるとは! なかなか、この旅は奥が深そうです。次は、ちょっと熟成感のあるアルザスのグリを試したくなりました。乞うご期待☆ P.S. 抜栓から3時間半ほど経ちました。冷蔵庫温度からそのまま室温放置で、いま最後の一杯ですが、このワイン、とんでもない猫被りでした(笑) しばらく放ったらかしにしていたグラスの中には、滑らかさと粘度が当初比2.5倍ぐらい、酸度が1.5倍、香り密度が2.0倍ぐらいのオラオラ系のやんちゃワインです。 この変化は、なかなか笑えますねえ。一種のオレオレ詐欺⁉︎ でも、いまのこの状態がいちばん好みです♡
iri2618 STOP WARS