☆3.5（コスパ込み） アボカドのオーロラソース和えとの素晴らしいペアリングを加味すると、☆4.0── みんな大好きコルディエさんの中でも、今回はサン・ヴェランの21vtです。 ４年前に17vtを頂いた以来なので、ホットなvtと言われる18・19・20vtをすっ飛ばして、それらとは対照的な21vtとなります。 ALC13.5%です。 抜栓直後── ◯蜂蜜＆皮付きのグレープフルーツが混じった様な風味。 ◯カシューナッツ＆アーモンドの香ばしさ、リコリス的な甘苦スパイス。 ◯そして、やはりサン・ヴェランの特徴でしょうか、マコネにしてはグリップ感ある、厚めな酸の質感。 ◯マコネらしい蜂蜜＆コルディエさんらしい巧みな樽使いが主な印象。 ◯その一方で、21vtの特性＆開けたタイミングでしょうか、皮付きグレープフルーツのフレッシュな要素も強いです。 ◯グレフルの皮のニュアンスと伴って、火打石的なミネラル感が全体をほんのりと纏います。 抜栓１時間後── ◯抜栓直後のキャラそのままに、全体的にコックリと味わい深くなりました。 ◯凝縮感が増した様に感じます。 ◯そしてやはり、酸の質感が非常に特徴的です。 アボカドのオーロラソース和えとの相性が、非常に素晴らしいです── ◯アボカドとオーロラソースのまろやかさが、このややフレッシュなサン・ヴェランを上手く補完してくれます。 ◯アボカドとワインを一緒に口を含むと、非常にリッチな風味に変貌！！昨秋に頂いた、ベルナール・モローさんという生産者さんのシャサーニュ１級畑マルトラワを連想させます！！ ◯ただし、ある程度冷えた状態限定のペアリングになります。温度が上がると、もったり野暮ったくなります。 ◯なお、茹で海老も和えていますが、口中に少し磯っぽさが残ります。同じ海老でも、炙りの方が、樽由来のカシューナッツ＆アーモンドと同調しそうでベターかも。 多分に漏れず、コルディエさんのラインナップも数年前と比べ軒並み値上がりしましたが、このサン・ヴェランは数百円しか差が無いので、少しお得な気分（笑） 何より、調理が楽チンなアボカドのオーロラソース和えとの素晴らしい相性を発見できたのは、人様にも誇れる収穫です（笑）

ぽんちー