スペイン北西部のガリシア州バルデオラス地区、パゴス・デル・ガリール ゴデーリョ2018。ゴデーリョ100%。 色味はレモンイエロー、香りは青リンゴにややナッツ、しっかりと感じる貝殻の様なミネラル感。ミネラリーで涼しげな印象の香り。 飲み口は程よい果実香と酸味のバランス、不思議とほのかに塩っけを感じる。スケールは小さいものの、だからこざっぱりと頂ける脇役タイプ。アルコール度数13.5%と白ワインにしては高いが、あまりそれを意識させないスムーズさ。 全体的にすっきりなのにどこかナッティーな複雑さを感じるのは、シュール・リー製法の所以か。 このワインの出生地であるスペインのガリシア州は、大西洋に面した沿岸部。その中でもバルデオラスはやや内陸寄りだが海産物が豊富なことには違いなく、魚貝類にそっと寄り添ってくれそう。あさりの白ワイン蒸しが食べたくなる。

TKR