スペインの望族であったコンチャ家のドン・メルチョーが、1883年にブドウの苗をボルドーからチリへ持ち込んだ事から始まる。ブドウ栽培に適したマイポ・ヴァレーに畑を開拓し、家族経営から事業を始めワイン造りに取り組んだ。自社畑では品種ごとに最適な条件の畑を選び、小区画に分け、畑の中に更に畑を作る「マッピングシステム」を取り入れ、極めて良質なブドウを生産している。新技術を取り入れた醸造で近代化を図り、1987年初ヴィンテージの最高級ワイン「ドン・メルチョー」が誕生。「ドン・メルチョー」は豪華客船クイーンエリザベス2 世号のワインリストにリストアップされるなど、偉大な業績を称え不動の地位を得たのである。