Verum Pinot Noir
ヴェルム ピノ・ノワール

2.75

3件

Verum Pinot Noir(ヴェルム ピノ・ノワール)
味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • ブラックチェリー
  • イチゴ
  • ラズベリー
  • バラ
  • 杉
  • カンゾウ
  • 紅茶
  • アニス

基本情報

ワイン名Verum Pinot Noir
生産地Argentina > Sur > Rio Negro
生産者
品種Pinot Noir (ピノ・ノワール)
スタイルRed Wine

口コミ3

  • 3.5

    2022/04/25

    (2017)

    価格:2,000円 ~ 2,999円(ボトル / ショップ)

    とても冷涼感のある、アルゼンチン パタゴニアのピノ・ノワール 華奢で繊細な果実味に、グリップと持続性のある強い酸味 個人的には、こういうピノ・ノワール好きです(*^^*) 昨日伺った赤坂でのコンサート 今回も素晴らしい演奏でした。 特にブリテンが良かったなあ~♪

    ヴェルム ピノ・ノワール(2017)
  • 3.0

    2021/06/29

    過去ものです。 自宅でお弁当と

    ヴェルム ピノ・ノワール
  • 2.5

    2021/04/28

    (2016)

    価格:2,000円 ~ 2,999円(ボトル / ショップ)

    2016 ボデガ・デル・リオ・エロルサ ヴェルム ピノ・ノワール アルト・バジェ・デル・リオ・ネグロ パタゴニア/アルゼンチン 火曜日のワイン。 仕事帰りに夜空を見上げると、まんまるなお月さま。今夜は「ピンクムーン」と呼ばれる4月の満月。何故かピノ・ノワールを飲みたくなりました。 いただいたのは、世界最南端のワイン産地のひとつ、アルゼンチン・パタゴニアのアルト・バジェ・デル・リオ・ネグロ地区でつくられたワイン。 パタゴニアは、豊かな日照がありながら、常に強い風に晒されているため、年間を通してとても乾燥しており冷涼な気候。 夏には1日の寒暖差が20℃を超えるような、人間にとっては過酷な気候がワイン用のブドウに理想的な環境を生んでいます。 「verum」はラテン語で「真実」という意味。ワイナリー名としては「ボデガ・デル・リオ・エロルサ」が正しいようで「ヴェルム」はブランド名ですね♪ スペインのラ・マンチャに本拠を置くロペス・モンテロ家がアルゼンチンのワイナリーとのコラボレーションによりパタゴニアに立ち上げたプロジェクトのようです。 とてもシックなボトルデザインに、モダンスパニッシュな雰囲気を感じます。 クロージャーのDIAM3を抜栓し、ワインをリーデルのピノ・ノワール用グラスに。 外観は、明るく透明感の強い淡いルビーというかラズベリーピンク。全体に薄っすらオレンジのトーンを帯びています。 軽くスワリングすると、汁だくな感じのラルムがグラスの内側をいく筋も滴り落ちていきます。 香りは、見た目通りのラズベリーやイチゴなどの赤果実が中心で柔らかくチャーミングな印象。 スミレのような花の香りやピリッとしたスパイシーなニュアンス、微かにスモーキーさも感じます。 口に含むと、瑞々しい果実の旨みに柔らかな酸、微かな塩味、まろやかなタンニン…とてもバランスが取れ、エレガントな味わいです。 余韻はかなり長く続き、「⁉︎」という軽い驚きと共に、上品な苦みを伴ったフィニッシュに導かれます。 そう、このワイン、パタゴニアの極端な気候に揉まれて生まれただけあって、優しいだけのワインじゃないんです! 「ドライな薄旨系」というのが、抜栓後2時間ぐらいまでの評価になりますが、だらだら時間をかけてお付き合いしているうちに、いつの間にか味わいがかなり変わっています(香りはそれほど変わらず…)。 最初は余韻でのみ感じていた「苦み」が前面に出て、旨みを強調するハイライトのような役割りを果たします。 加えて、塩味の効きめも強くなり、逆説的かつ必然的に、果実味に含まれていた甘さに意識が向かい始め、いつの間にかワインは「甘美な旨々系」に(@_@) なかなか痺れる味わいです。 さて、ピンクムーンの夜に聴くべき音楽は、やはり何を差し置いてもニック・ドレイクの『Pink Moon』(1972年)でしょう。 ちょうど50年前につくられた(録音は1971年)、たった28分間のアルバムに、どうしてこんなに心を打たれるのか? なぜ胸を揺さぶられるのか? この短い録音を聴く度に不思議に思います。 深い響きでリズムを刻みメロディを奏でるアコースティック・ギターの美しさ、乾いた土に水が浸み込むように、優しく聴き手の心の奥深くまで届く柔らかな歌声、呼吸の際の音にならない音やノイズのひとつひとつに至るまで、そのすべてが尊く愛おしく思われます。 この愛らしいワインをいただきながら、パタゴニアの厳しいテロワールに想いを馳せていると、アルバムから発せられる香気とワインの響きがキレイに同調していきます。 録音当時、思い鬱病からの回復途上にあったドレイクは、わずかふた晩のセッションでこのアルバムを完成させたと聞きました。 荒れ野のような彼の心象風景の中に浮かび上がった希望や再生の象徴としての、ただただ美しいピンクムーン…そんな想像は月並みすぎるでしょうか? しかし、そんな思いを持ちながらワインと音楽を楽しんでいると、この見事なシンクロぶりにも得心がいきますね。 素晴らしい出会いをつくってくれたピンクムーンに感謝です(๑˃̵ᴗ˂̵)

    ヴェルム ピノ・ノワール(2016)