Mount Eden Vineyards Old Vine Reserve Cabernet Sauvignon
マウント・エデン・ヴィンヤーズ オールド・ヴァイン リザーブ カベルネ・ソーヴィニヨン

酸がしっかりして、若々しく、瑞々しい。 これはお見事。全くヘタレてない。米国カベルネとしては稀にみる整った酸。みっしりとした果実味に、甘ったるさはない。ボルドーに望む要素が、かなり揃っているという印象。100ドル弱なら、文句なしだ。マウント・エデンの古いのには、裏切られることがとても少ない。 カリフォルニア愛好家の料理人と共に。

しとやかな山カベ。誠にボルドー的。 木質が熟成した香り。赤ベリーの澄んだ味わい。実が過度に熟しておらず、青っぽい風味が漂うところが平年のボルドーを思わせる。ボトルコンディション、良好。 自作のカスレもどきと合わせる。ソシソンも鴨モモ肉も手に入らずで不本意。何度も通ったトゥールーズが懐かしいなあ。

ボトル差が出たか。珍しく抜けている。 裏ラベルは的確で、2010年までに飲むべきだったようだ。暑い日に飲むカベルネとしては悪くなかったが。 残りの在庫は家飲み用に。大人のハンバーグには合ったので、それっぽい料理と楽しもう。

鉄板の山カベ。熟成で真価を発揮。 上質のボルドーが備えるべき美点が、きちんと揃っている。標高600m超の冷涼な畑ならではの引き締まった味わいが魅力。リッジのモンテ・ベッロと双璧をなす旨さ。 Vinica は面白い。私の場合、ブルゴーニュとボルドーだとLike!は40を超えるが、カリフォルニアだとせいぜい30。日本の現状を反映している。

標高の高さからくる引き締まった酒質。 ここのワインの素晴らしさは、どう語っても、日本では伝わらない。残念だが、もう諦めよう。ボルドー上位を飲み込んだ人なら、良さは一飲瞭然なのだが。 見事な熟成で、梅雨時に飲んでも重苦しくない。

人気が出ないお陰で、とても割安。 古い良作年でも80ドル前後。見つけたら即買いしている。このままブレークしないで欲しいような...。

高いだけのボルドーはもういらない。 高地の畑で冷涼な味わい。見事な熟成。 カリフォルニアなんて所詮…、と馬鹿にしている人にこそ飲ませたい。