味わい |
| ||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
香り |
ワイン名 | I Custodi Alnus |
---|---|
生産地 | Italy > Sicilia |
生産者 | |
品種 | Nerello Mascalese (ネレッロ・マスカレーゼ), Nerello Cappuccio (ネレッロ・カップッチョ) |
スタイル | Rose Wine |
2016/07/06
(2012)
価格:2,000円 ~ 2,999円(ボトル / ショップ)
2012 アルヌゥス・エトナ・ロザート イ・クストディ 「50%オフ」とか「半額」と並んで、「ラスト一本」という言葉に弱い私ですが、このエトナ・ロザートも、そんな「ラスト一本」のワインでした。 このワイン、時々お邪魔する酒屋さんで、以前から気になっていたのですが、先日、伺った時に、セラー入口の木箱に、ラスト一本のpopが付いた状態で入っているのを見つけてしまったのです。 「目と目が合った!」まさにそんな感じですね(笑) 結局、このワイン、数十分後に、酒屋さんのセラーからわが家の冷蔵庫に、電撃移籍で収まることになりました。 前置きが長くなりました。ワインそのものについての話に、そろそろ入りたいのですが、その前に、コルクについても触れさせてください。 なかなか良い感じの天然ものですが、写真でご覧の通り、ワインとの接触面に収穫年の刻印がされています⁉︎うん十年ワインを飲み続けていますが、こんなコルクは初めて見ました!かなり驚いています、私。 さて本題です。グラスに注ぐと、淡いルビーのワインがキラキラ光っています。 ロゼとしては、けっこう濃いめ。ブルゴーニュの赤で、この程度の薄さは、それなりの頻度で見かける気がします。 とても光沢感があり、清澄度も高いですね。ディスクは厚めで、脚はゆっくり落ちてきます。期待できそうなワインです♡ 香りは快活な完熟イチゴ、フランボワーズ、さくらんぼ(国産)など、赤い果実系が中心。ややミネラリーなニュアンスも感じられ、どんどん複雑に変貌していく感じです。 口に含むと、優しい果実味。ラズベリーやイチゴなど、やはり赤系果実の味わいです。 ボリューム感はありませんが、酸味も適度で、とてもバランスの良い、薄旨系のワインですね。 かすかに塩味、柔らかなミネラル感も、徐々に出てきて、時間の経過に合わせて、複雑さと旨味が増してきました! シチリアのワインって、なんでこんなに美味しいのでしょうか? さて、本日は、ホタテバター醤油味の「大人のチーズ」を合わせています。 イタリアのロゼですが、なぜか、和テイストのチーズにバッチリです♡ 傾向的に、生の魚を含む、和食全般大丈夫な感じですね。 ところで、昨日は北欧の写真集をつまみに、ワインをいただきましたが、本日はチーズにプラスして、件の写真集と同時に届いたジャズトリオのCDを一緒に味わっています。 イスラエルのベーシスト、アビシャイ・コーエンの「Gently Disturbed」というアルバムです。 シチリアワインとイスラエルの音楽、全然脈略がないように思えますが、同じ地中海世界のエリアで、中東エリアの影響が色濃く残り、無意識的なレベルで「地下水脈」が繋がっているような相性の良さを感じました。 こういう遊びも、たまには良いものですね!