Le Vigne di Eli Etna Rosso Pignatuni
レ・ヴィーニェ・ディ・エリ エトナ・ロッソ ピニャトゥーニ

熟成された香り。 腐葉土というのか？ 熟した果実や薔薇、紅茶のような妖艶ないい香り。 果実味が熟した甘みでタンニンも感じる。 酸味は繊細でしなやか。バランスが良い。 滑らかでエレガントな印象だった。 少し前回よりも力強さも感じた。 美味しかった。

抜栓したとたん葡萄のいい香り。 その後穏やかな赤系果実の香りや薔薇、樽香。 酸味は伸びやかだけど、主張し過ぎずに寄り添う感じ。 だんだんと果実味が出て来て、タンニンは滑らかだった。 遅い時間に空けたのもあるが、もっと時間をかけてしっかり開いてから飲みたかった。 もしくは、2015年はもう数年熟成するとさらによさそうかも。 残った瓶の香りはスミレ？少し甘い花の好きな香り。 しなやかで美しく、料理の邪魔をせずに寛大な感じだった。 リーデルのピノ・ノワールグラスの方が香りがよく感じられた。 ツヴィーゼルのシラーグラスはボルドー系のワインに合うのかな。

スミレや薔薇などの花のような香りと赤い小さい果実のような香りと樽香などが合わさってが妖艶で素晴らしい。 ずっと嗅いでいたい好きな香り。 繊細でチャーミングな酸味に果実味と滑らかなタンニンの絶妙なバランスが美味しい。 以前飲んだブルゴーニュの有名村名クラス以上に似ているというか、それよりもコスパも良いと思う。 また、ブルゴーニュピノもエトナロッソも優雅で上品だけど、ブルゴーニュの方が陰気で可憐な感じで、エトナはちょっと陽気な気がする。 ピノ・ノワールもネレッロ・マスカレーゼもどちらも好きだ。 販売店のホームページによると 「カターニャ州、ランダッツォの町のピニャトゥーニ地区にある。エトナ山の北斜面、海抜750ｍに位置し、黒い軽石を含む火山灰と火山岩から成る土壌。畑面積0.3ha。1950年植樹。オークの樽で18ヶ月間熟成(20%新樽使用)後、ノンフィルターで瓶詰め。ワインはエレガントでフローラルさを表し、軽快さとミネラルに焦点を合わせている。年産1000本。」とのこと

ﾈﾚｯﾛ　ﾏｽｶﾚｰｾﾞ98% ﾈﾚｯﾛ　ｶﾌﾟｯﾁｮ2%