味わい |
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香り |
ワイン名 | Bouchard Père & Fils Chapelle Chambertin Grand Cru |
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生産地 | France > Bourgogne > Côte de Nuits > Gevrey Chambertin |
生産者 | |
品種 | Pinot Noir (ピノ・ノワール) |
スタイル | Red Wine |
2015/07/07
(1986)
1986年のブシャールのシャペル シャンベルタン 。 ワイン好き、ブルゴーニュ好きならこのワードだけでこのワインのヤバさに気付くだろう…。 86年、オフヴィンテージのブルゴーニュとぶっちぎりで暗黒時代突入中の80年代ブシャールとの、世間ではまさに悪名高い最悪のコラボ(笑) が…あるソムリエがこう言った。 86年をナメるな!グランクリュを、そして、落ちても名門ブシャールを信じなさいと…。 で、昨年試しに買ってみました、このワイン:-) 86のブシャールは暗黒時代からの改革はじめとも聞くし! ずっとビビって開けられませんでしたが。 抜栓しました。 コルクはいたって丈夫で一安心。 抜栓最終段階にて、あれれれれぇ⁇ この香りは…、( ´ ▽ ` )ノ 美味しいワイン特有の香り♡(笑) テンション上がってきました。 色はもうオレンジ掛かったガーネット。レンガと言っても良いのかも! 香りは 思ってたよりも感じられ、赤系果実やら腐葉土、若干のドライフラワー、バニラなど。華やかで上品、エレガント‼︎ が、その裏側で繊細さが見え隠れしていて、何かの拍子に崩れてしまうような儚さも一緒に感じられてしまう。 アタックは非常に繊細で舌がそれぞれの味わいを認識する迄に若干のタイムラグ。 次第にこなれてはいるがフレッシュさを残した酸味と、穏やかで、こちらもこなれてはいるが、しっかり感も残るタンニン。 果実味も上手く溶け込んでいて、本当にしっかりしている。若干のミネラルも。 余韻もやや長めにエレガント。 うん、ふつうに美味しいなぁ( ´ ▽ ` )ノ 約30年という月日が流れているけれど、 86年という一般的にはオフヴィンテージだけれど、 世間的に暗黒時代だけれど、 多分飲み頃過ぎちゃってるけど、 過ぎてるはずだけれど、 それでも力強くしっかりとした骨格を持つシャペル シャンベルタンらしさは、こなれはしているが決して失われてはいない。 やっぱりグランクリュはグランクリュでした。 ってかコレ本当に86年なの⁇ なんだか良い意味で拍子抜け! 教訓: 他人の評価より、まずは飲んでみること。 でもあえて買うものでもないし、今飲むなら完全復活した90年代かと。