イタリアのシチリア島、マンドラロッサ ネロ・ダーヴォラ2018。ネロ・ダーヴォラ100%。 色味はやや紫ががった濃いルビー、香りはブラックチェリーやブルーベリーに、シナモン〜アニスのようなスパイス、革香。 飲み口は豊かな果実味のアタックに軽く優しい酸味、ラストに果実味が濃縮感を増す。タンニンはこなれて柔らかく、ボディ自体は中庸〜やや重の間。 スパイス香以外の難しい要素が少なく、シンプルにジューシー＆スパイシー。シチリアで太陽いっぱい浴びたんだろうな、というような明るく素直な印象のワイン。 開くまでやや時間がかかるようで、抜栓直後はスパイス感が浮いたチグハグ感があるが、時間経過か鼻が慣れるのか、30分後くらいから軽い酸味ある果実香とよく絡み合い、一体感が出てくるように感じる。 飲む前一時間前の抜栓またはデキャンタージュがお勧め。

TKR