色は薄くて澄んでる。ほんの少し緑がかってとにかくクリーン。光沢や複雑さも感じられる。色からしてこの造り手らしい。 このランクからすると有り得ないほどの香りがグラスから涌き出てくる！この造り手の薄いシャブリの更に下のランクならと思い小振りのグラスを出したが即変更。 白い花、レモン等の柑橘系、少しだけ草、青リンゴ、弱めの火打ち石。 このクラスにしては十分に豊富なミネラル。酸はシャブリにしてはほんの少しだけ弱いかな程度。でも下の奥にシャブリらしい苦味を感じるおかげで引き締まる。旨味は少し。 酸がほんの少しだけ弱いこと以外は15の負のニュアンスも感じない。 同じヴィンテージで比べた訳じゃないけど、村名より綺麗さでは劣るものの、パワーがあって、1500円ちょいという値段を考えれば圧倒的にこっちの方が良い！芯が無い感じはあって、まあ一級以上とは別物とは思うけど。 珍しく、最後の一杯が一番不味かった。温度も上がって時間も経ち、「まろやかな水」に近付く。さすがに仕方ないか。少し冷やして早めに飲みましょう。 ウィリアムフェーブルは、実はあまり好きじゃない造り手。エレガント、クリーンは良いけどさすがに薄すぎる。値段も安くない。シャブリの特徴をよく表現してる…かもしれないが、それも弱い。 と、思っていたけど間違いだったか。村名も飲み直す必要があるな。

hamuito