お気に入りのイタリアンに久しぶりに行きたくて、それに合わせて持ち込んだバルバレスコ。2004年なのでそろそろ飲み頃かなと。 思った通りに香りは素晴らしくて、開けた瞬間にホッとしました。ただ思ったよりは澱がすごくてデキャンタが必要だったと少し後悔。 それでも、ボルドーのような糊っぽい澱ではないので、最初はとても澄んだ上澄みを。 既に重々しさはなく、ほのかな渋みとチョコレートの甘味。穏やかな酸が心地よく何にでも合いそう。 牛肉のパスタに、メインの豚肉。どれも本当に素晴らしいお料理でしたが、最後にシェフが遊びを効かせたというこだわりのショコラは正に絶品で、リコリスのムースにドライオレンジ、バニラアイスとの温度差も。どう食べようか、試行錯誤しながら、コーヒーもありますが、最後瓶に残った澱たっぷりのワインをグラスに注いで、澱を沈めて合わせてみると、あぁ、これは本当にこのワインに合うなぁと溜息が出るくらいに感服されました。

シャインマスカット☆