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2012 クロッカス アトリエ AOCカオール シュッド・ウエスト/フランス 4月17日はマルベック・ワールド・デー(MALBEC WORLD DAY)です。私は、こういうお祭りに弱いので今日はマルベックをいただいています。 このお祝い、本来はアルゼンチンを代表する品種、マルベックをお祝いするのが本旨なのですが、私は捻くれているので、チンマル(アルゼンチンのマルベック)ではなく、カオマル(カオールのマルベック)をチョイスしました(*_*) 一昨日から、パリのノートルダム大聖堂の火災が世界中で大ニュースになっていますが、実はそのニュースのことを、前日、夜遅くに帰宅するまでまったく知りませんでした。 そのこともあり、今晩はフランスワインを飲もうと決めていました。それ故に、選択肢はカオール以外にあり得ないのです(*_*) さて、このワイン、2012ヴィンテージということで、かなり角が取れた感じになっていますが、少しスモーキーさを感じる黒果実の香りとカチッとしたタンニンが、ああマルベックだなぁ…という印象です。 マルベックって「なんとなく」な部分が多くて、キャラ立ちしていないというか、ハッキリと言語化しにくい品種ですねΣ(-᷅_-᷄๑) 美味しいんですけどねー。 マルベックに合わせた音楽の前に、この災害を知る直前に聴いていた音楽が実に興味深いので記録しておきます。 ギャビン・ブライヤーズ『タイタニック号の沈没』。 本当に何故このアルバムを前日の会社帰り、大丸のワイン催事に行く道中、そして帰りの電車の中で聴き続けていたのか? さっぱりわかりませんが、焼け落ちようとするノートルダムの前でアヴェ・マリアを歌い続けたパリの人たちの気持ちがシンクロするような静かなカタストロフの音楽です。 そして、マルベックを飲みながら聴いたのが、ノートルダム大聖堂を中心に発展した12〜14世紀の教会音楽の世界、ノートルダム楽派のアルバム『ギョーム・ド・マショー:ノートルダムのミサ曲』、『ペロタン/レオナン:ノートルダム楽派の音楽』。 ポリフォニー音楽の成立にとって、あの大聖堂の伽藍がいかに重要だったか、という空間の重みをひしひしと感じる名盤です。 それから、自身はプロテスタントですし、録音の場所にノートルダム大聖堂が選ばれたわけでもないですが、バッハのオルガン音楽全集を。演奏者のマリー・クレール・アランはフランス人。 彼女のオルガンの優しい音色が、大聖堂の消失を悼むに気持ちに相応しい気がします(>_<)
iri2618 STOP WARS
フォローありがとうございます。
ましろうじん
6q2nd2さん はじめまして。フォローいただき、ありがとうございました。ご覧の通り、やたら長いレビューが多いですが、よろしくお付き合いください。よろしくお願いいたします\(//∇//)\
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2012 クロッカス アトリエ AOCカオール シュッド・ウエスト/フランス 4月17日はマルベック・ワールド・デー(MALBEC WORLD DAY)です。私は、こういうお祭りに弱いので今日はマルベックをいただいています。 このお祝い、本来はアルゼンチンを代表する品種、マルベックをお祝いするのが本旨なのですが、私は捻くれているので、チンマル(アルゼンチンのマルベック)ではなく、カオマル(カオールのマルベック)をチョイスしました(*_*) 一昨日から、パリのノートルダム大聖堂の火災が世界中で大ニュースになっていますが、実はそのニュースのことを、前日、夜遅くに帰宅するまでまったく知りませんでした。 そのこともあり、今晩はフランスワインを飲もうと決めていました。それ故に、選択肢はカオール以外にあり得ないのです(*_*) さて、このワイン、2012ヴィンテージということで、かなり角が取れた感じになっていますが、少しスモーキーさを感じる黒果実の香りとカチッとしたタンニンが、ああマルベックだなぁ…という印象です。 マルベックって「なんとなく」な部分が多くて、キャラ立ちしていないというか、ハッキリと言語化しにくい品種ですねΣ(-᷅_-᷄๑) 美味しいんですけどねー。 マルベックに合わせた音楽の前に、この災害を知る直前に聴いていた音楽が実に興味深いので記録しておきます。 ギャビン・ブライヤーズ『タイタニック号の沈没』。 本当に何故このアルバムを前日の会社帰り、大丸のワイン催事に行く道中、そして帰りの電車の中で聴き続けていたのか? さっぱりわかりませんが、焼け落ちようとするノートルダムの前でアヴェ・マリアを歌い続けたパリの人たちの気持ちがシンクロするような静かなカタストロフの音楽です。 そして、マルベックを飲みながら聴いたのが、ノートルダム大聖堂を中心に発展した12〜14世紀の教会音楽の世界、ノートルダム楽派のアルバム『ギョーム・ド・マショー:ノートルダムのミサ曲』、『ペロタン/レオナン:ノートルダム楽派の音楽』。 ポリフォニー音楽の成立にとって、あの大聖堂の伽藍がいかに重要だったか、という空間の重みをひしひしと感じる名盤です。 それから、自身はプロテスタントですし、録音の場所にノートルダム大聖堂が選ばれたわけでもないですが、バッハのオルガン音楽全集を。演奏者のマリー・クレール・アランはフランス人。 彼女のオルガンの優しい音色が、大聖堂の消失を悼むに気持ちに相応しい気がします(>_<)
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