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3.0
京都飲み会3本目は、サンテミリオンのクロワ・カノン、2017vt.です。 プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBに選ばれている、シャトー・カノンのセカンドです。 このシャトーは1996年から、ローザン・セグラのオーナーでもあるシャネルが所有しています。 80年代にはオーゾンヌに匹敵するとまで言われて、名声を博しましたが、90年代に設備の老朽化などから、カビ臭の混じるワインをリリースしてしまい、信用は失墜します。 ほんとに、あらゆる事に「盛者必衰の理」を感じます。あのトヨタでさえ、豊田章男さんが必死で改革をしようとするのも、そういうシナリオが許されないからでしょう。凡夫の小生は、言うに及ばず。 カノンは、消費者好みのしなやかなワインとは一線を画す、男性的で力強いタンニンと樽香が特徴で、長熟向きです。そんなカノンのセカンドは、かつて「クロ・カノン」という名でしたが、2011年に畑を拡大してからは「クロワ・カノン」に。 メルロー70、カベルネF30%の畑から、年によって比率を変えてブレンド。30%新樽のフレンチオーク、18ヶ月熟成。 豊かな果実のアロマ、ブルーベリーにカシス。ややブラッディ、新緑の森。 豊富な果実味は、骨格をなす酸味とわずかな甘酸っぱさを包含し、針葉樹っぽい森のニュアンスが微かだけどしっかりと存在する。 そして若く強めのタンニンが、収斂性のある、長い余韻を生み出します。 濃い味の鴨肉が合って、ウマいです。
okok530
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京都飲み会3本目は、サンテミリオンのクロワ・カノン、2017vt.です。 プルミエ・グラン・クリュ・クラッセBに選ばれている、シャトー・カノンのセカンドです。 このシャトーは1996年から、ローザン・セグラのオーナーでもあるシャネルが所有しています。 80年代にはオーゾンヌに匹敵するとまで言われて、名声を博しましたが、90年代に設備の老朽化などから、カビ臭の混じるワインをリリースしてしまい、信用は失墜します。 ほんとに、あらゆる事に「盛者必衰の理」を感じます。あのトヨタでさえ、豊田章男さんが必死で改革をしようとするのも、そういうシナリオが許されないからでしょう。凡夫の小生は、言うに及ばず。 カノンは、消費者好みのしなやかなワインとは一線を画す、男性的で力強いタンニンと樽香が特徴で、長熟向きです。そんなカノンのセカンドは、かつて「クロ・カノン」という名でしたが、2011年に畑を拡大してからは「クロワ・カノン」に。 メルロー70、カベルネF30%の畑から、年によって比率を変えてブレンド。30%新樽のフレンチオーク、18ヶ月熟成。 豊かな果実のアロマ、ブルーベリーにカシス。ややブラッディ、新緑の森。 豊富な果実味は、骨格をなす酸味とわずかな甘酸っぱさを包含し、針葉樹っぽい森のニュアンスが微かだけどしっかりと存在する。 そして若く強めのタンニンが、収斂性のある、長い余韻を生み出します。 濃い味の鴨肉が合って、ウマいです。
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