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3.5
仏ローヌ、ミシェルサヴァルの「2016アルディッシュ・マルコス・ルージュ」です。 やや透明感のある赤色の色調。 香りにはストロベリーとカシス、ジャムのような煮詰めた印象も少し。 そこにバニラやコショウ、甘草、スターアニスといったスパイスのニュアンス。 味わいの果実は黒系果実。 熟してやや濃厚な感じです。 酸味はやや控えめで、渋みはやや豊か。 全体的に、少し濃厚な感じの口当たりを形成しています。 少し青さを感じて、余韻にはカカオやタールの風味。 開けたばかりの時にはフレッシュ感が無く、ピークをやや過ぎて枯れた感じが出始めた印象。 ところが抜栓して1時間を過ぎた頃、香りには甘酸っぱそうなラズベリーやブラックチェリーの香りが広がり始めました。 味わいにも赤い果実味が前面に広がり、全体を華やかな印象で満たしてくれます。 初めから感じていたカカオやタールは、丁度良いアクセントに。 初めに感じた、ちょっと切ない感じの、落ち葉のような姿からは想像できなかったくらい、円やかで華やかな味わいに変わりました。 若さがほぐれて熟成感もまだ出ておらず、味わいの要素が馴染みあっている。 このワインにとって、ひとつのピークである事に間違い無いと思います。 やはりワインは、ちゃんと時間をかけて向き合わないと分からないなと久々に思いました。
末永 誠一
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仏ローヌ、ミシェルサヴァルの「2016アルディッシュ・マルコス・ルージュ」です。 やや透明感のある赤色の色調。 香りにはストロベリーとカシス、ジャムのような煮詰めた印象も少し。 そこにバニラやコショウ、甘草、スターアニスといったスパイスのニュアンス。 味わいの果実は黒系果実。 熟してやや濃厚な感じです。 酸味はやや控えめで、渋みはやや豊か。 全体的に、少し濃厚な感じの口当たりを形成しています。 少し青さを感じて、余韻にはカカオやタールの風味。 開けたばかりの時にはフレッシュ感が無く、ピークをやや過ぎて枯れた感じが出始めた印象。 ところが抜栓して1時間を過ぎた頃、香りには甘酸っぱそうなラズベリーやブラックチェリーの香りが広がり始めました。 味わいにも赤い果実味が前面に広がり、全体を華やかな印象で満たしてくれます。 初めから感じていたカカオやタールは、丁度良いアクセントに。 初めに感じた、ちょっと切ない感じの、落ち葉のような姿からは想像できなかったくらい、円やかで華やかな味わいに変わりました。 若さがほぐれて熟成感もまだ出ておらず、味わいの要素が馴染みあっている。 このワインにとって、ひとつのピークである事に間違い無いと思います。 やはりワインは、ちゃんと時間をかけて向き合わないと分からないなと久々に思いました。
末永 誠一