Vellino Rkatsiteli Qvevri写真(ワイン) by iri2618 STOP WARS

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REVIEWS

ワインVellino Rkatsiteli Qvevri(2018)
評価

2.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
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詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2024-01-21
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所目白・田中屋
購入単位ボトル
価格帯3,000円 ~ 4,999円
価格
インポーターヨルゴス

COMMENTS

iri2618 STOP WARS

2018 ジムシェラーゼ・ワイナリー ヴェリーノ ルカツィテリ・クヴェヴリ カカベティ サガレージョ カヘティ/ジョージア 日曜日のワイン。 私はプロテスタントのクリスチャンなので、毎週日曜日は教会に通って礼拝に出席しています。 この日は、礼拝後に「読書会」という名目で、聖書の中に出てくるワインのお話をしながら、「関連」するワインを飲む会を開催しました。 このジョージアワインは、新訳聖書に記された「カナでの婚礼」という、「甕(かめ)の中の水をワインに変える」という、イエスが最初に行った奇跡のエピソードに関連して用意したワインです。 聖書では、6つの大きな石がめの水をワインに変えるのですが、「かめ繋がり」で、ジョージアのクヴェヴリワインを持ってきてみました(笑) ジョージア産なので「アンバーワイン」という括りになるのかもしれませんが、美しく透明感のある「オレンジ」な外観。 グラスからは、色味通り、オレンジの香りが漂います。加えて、アプリコットや黄桃、赤リンゴの蜜など、熟したフルーツのアロマも。 微かに、ドライフルーツや白いスパイス、フレッシュなハーブや木質系のインセンスも香り、とても複雑な香りのプロファイルが、バランスよく組み上がってくる感じ…。 味わいも複雑で、キレイで落ち着いた果実味をベースに、柔らかな旨みのテクスチャと、しっかりしたタンニンが構築するストラクチャーが、口の中をがっちりホールドします。 強くて優しい、ルカツィテリのクヴェヴリワインらしい味わいだと思います。 ルカツィテリとは「赤い茎」の意味だそうで、果皮が厚くフェノリック系の成分が多いブドウ品種。 カヘティ地方を中心に、紀元前3000年頃から栽培されていたジョージア最古の白葡萄品種と言われています。 ちなみに、ジョージアのワインづくりは、そこからさらに3000年ほど遡り、紀元前6000年頃のものとされる新石器時代の遺跡から、ワインづくりの痕跡を留めた古代土器が発掘されており、現時点で、ジョージアは世界最古のワイン産地とされています。 話を戻すと、このワインは、名前の通り、発酵と熟成に地中に埋められたクヴェヴリ(アンフォラ)を使用しています。 ビオディナミ農法による畑で収穫されたブドウは、手作業による選別を経て、良い葡萄だけが破砕され、野生酵母による自然発酵が行われます。 アルコール発酵後、クヴェヴリは密閉され、ワインは皮付きのまま 6ヶ月間スキンコンタクトマセラシオンが行われます。 安定剤などの添加物は一切使用せず、亜硫酸の添加もボトリングの際にごく少量(40mg/l)のみ。フィルターによる清澄や濾過も行われません。 ジムシェラーゼ・ワイナリーは、2015年創業の若いワイナリーですが、ワイン作りに関しては、2013年にユネスコの無形文化遺産(世界遺産)に認定されたジョージアの伝統的なワインづくりそのものの製法を踏襲しています。 話をさらに遡り、イエスの最初の奇跡、カナでの婚礼に戻します。 その時に、水から変えられたワインは「赤」か? 「白」か?という疑問が生じます。 当時のイスラエルでは、赤ワインが一般的だったのではないか?ということで、「赤ワイン説」が、私の周りでも多数派です。 しかし、その頃のパレスチナ地方は、地中海東部の一大ワイン生産地かつ輸出地帯で、赤ワインだけでなく、白ワインの生産も盛んだったようです。 状況的には、どちらのワインでもあり得るということですね。 新約聖書の中で、ワインはイエス=キリストの「犠牲の血」の象徴として記述されていますので、必然的に赤ワインへの特別な感情が醸成されがちです。 他方、「永遠のいのち」という、キリスト教の中心的な価値は「泉から湧き出る水」に象徴されています。 こちらは当然、無色透明ですから、赤ワインではなく白ワインにより近い存在ですね。 石がめ(=いのちの湧く泉)の水をワインに変えるのであれば、白ワインに違いない、というのが私の見立てです。 クヴェヴリでつくられたこのワイン、厳密にいえば、白ではなくオレンジ(アンバー)ワインになるわけですが、自分ではけっこう良い線を行っているように思います…いかがでしょう?

iri2618 STOP WARS

L

iri2618 STOP WARS 様 明けまして おめでとうございます♪ 読み応え十分の内容で いつもながら感心するばかりです。 さて、赤?白?問題ですが、 いのちの湧く泉の水を、 永遠のいのちという価値感に沿って 変えるのであれば、 「白」であって欲しい。 神話の時代から、 「白」は神聖なはず。 これからも永遠に楽しく飲める日を 重ねていけるためにも、 「白」でなくてはいけない! と、考えさせられました。 (^-^)

BBAUHAUSS /NO MORE WAR

L

BBAUHAUSS /NO MORE WARさん コメントありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。ご賛同いただき、ありがとうございます。このポストは、ワインのレビューなので、思い切りワインの方に寄せた文章になっていますが、当日の会は教会の「読書会」ですから、当然、聖書寄りの話をしました。牧師の前で聖書の話をするのは、めちゃめちゃ緊張しますね!(大汗) ところで、「カナでの婚礼」のエピソードは、たくさんの名画にもなっていますが、そこに描かれているのはことごとく赤ワインなんですよ。そのことも、この読書会の中で話し合いましたが、やはり白ワインだと水と区別がつかないからね…という結論になりました(笑) 絵画的には、確かにそうせざるを得ないですね♪

iri2618 STOP WARS

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