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ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その83 2003 シャトー ・ドルシュヴィール ピノ・グリ グラン・クリュ ランゲン アルザス/フランス 日曜日に飲んだワインです。 南半球をぐるぐる回っていた旅は、ピノ・グリのホーム・グラウンド、アルザスへ。 2003はヨーロッパ全体が熱波に襲われた年。たまたまその年の8月、家族でドイツに滞在していたこともありよく覚えていますが、ライン河やモーゼル川流域でも、連日40℃を超える酷暑が続き、最高で45℃の道路表示を見たことを記憶しています。 フランスも同様で、熱波による死者のニュースがドイツのテレビでも報道されていました(*_*) そんな「熱の年」らしく、とても分厚いボディを持つ豊満なワイン。 アルザスに限らず、この年のヨーロッパのワインは酸が不足している印象のものが多いですが、このグリ/グリは少し違いますね∑(゚Д゚) 外観は、クリアで光沢の強いゴールド。良い熟成感の出た見た目。 香りは、花梨、洋梨、パイナップル、黄桃、アプリコット、オレンジ・マーマレード、生姜、黄色い花や蜂蜜に混じって、微かに貴腐のニュアンスも。 全体に真っ黄色な香りのイメージ。 口に含むと、まず強い甘さに意表を突かれます! エチケットには、「ヴァンダンジュ・タルディヴ」とか、「セレクシオン・ド・グラン・ノーブル」など、極甘口を示す言葉がなかったからなんですが、エチケットをよく見直してみると、残糖分38.5g/Lの表示が‼︎ EUのワイン法に拠れば、この残糖分は中甘口(12~45g/L)のカテゴリー。 ちなみに残糖分による甘〜辛口の分類は4つに分かれ、辛口が4g/L以下で中辛口が4~12g/L、中甘口が12~45g/L、甘口が45g/L以上だそうです。 ワインの味わいに話を戻すと、滑らかでリッチな口あたりに柔らかな果実味と、まだまだ元気な酸がしっかり効いていて余韻は長め。 凝縮された果実の旨みに生姜の苦みとミネラルっぽい塩味が絡んできて、なかなか強い味わいのワインですね! 本来であれば両立するはずのない「蕩ける♪」と「痺れる‼︎」を、まったく矛盾なく持ち合わせている素晴らしいワインだと思いました(๑˃̵ᴗ˂̵)
iri2618 STOP WARS
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ピノ・グリージョ(グリ)の旅・その83 2003 シャトー ・ドルシュヴィール ピノ・グリ グラン・クリュ ランゲン アルザス/フランス 日曜日に飲んだワインです。 南半球をぐるぐる回っていた旅は、ピノ・グリのホーム・グラウンド、アルザスへ。 2003はヨーロッパ全体が熱波に襲われた年。たまたまその年の8月、家族でドイツに滞在していたこともありよく覚えていますが、ライン河やモーゼル川流域でも、連日40℃を超える酷暑が続き、最高で45℃の道路表示を見たことを記憶しています。 フランスも同様で、熱波による死者のニュースがドイツのテレビでも報道されていました(*_*) そんな「熱の年」らしく、とても分厚いボディを持つ豊満なワイン。 アルザスに限らず、この年のヨーロッパのワインは酸が不足している印象のものが多いですが、このグリ/グリは少し違いますね∑(゚Д゚) 外観は、クリアで光沢の強いゴールド。良い熟成感の出た見た目。 香りは、花梨、洋梨、パイナップル、黄桃、アプリコット、オレンジ・マーマレード、生姜、黄色い花や蜂蜜に混じって、微かに貴腐のニュアンスも。 全体に真っ黄色な香りのイメージ。 口に含むと、まず強い甘さに意表を突かれます! エチケットには、「ヴァンダンジュ・タルディヴ」とか、「セレクシオン・ド・グラン・ノーブル」など、極甘口を示す言葉がなかったからなんですが、エチケットをよく見直してみると、残糖分38.5g/Lの表示が‼︎ EUのワイン法に拠れば、この残糖分は中甘口(12~45g/L)のカテゴリー。 ちなみに残糖分による甘〜辛口の分類は4つに分かれ、辛口が4g/L以下で中辛口が4~12g/L、中甘口が12~45g/L、甘口が45g/L以上だそうです。 ワインの味わいに話を戻すと、滑らかでリッチな口あたりに柔らかな果実味と、まだまだ元気な酸がしっかり効いていて余韻は長め。 凝縮された果実の旨みに生姜の苦みとミネラルっぽい塩味が絡んできて、なかなか強い味わいのワインですね! 本来であれば両立するはずのない「蕩ける♪」と「痺れる‼︎」を、まったく矛盾なく持ち合わせている素晴らしいワインだと思いました(๑˃̵ᴗ˂̵)
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