2018 フェルミエ　アルバリーニョ　越前浜　新潟/日本 土曜日に抜栓、日曜日に飲み終えたワイン。 以前、ゆーもさんとワインの交換をして入手したエクスチェンジ・ワイン。 日本のアルバリーニョは、小布施さんと安心院のものをいただいたことがあります。 いずれも「山のアルバリーニョ」とでも呼ぶべきものでしたが、今回は新潟ワインコースト2軒目のワイナリー、フェルミエのワイン。複数あるアルバリーニョの中のスタンダード・キュヴェです。 フェルミエのワインそのものを初めていただきますが、エチケットのデザインがカッコいいですね♪ フォントやモチーフとなった丸の配置や色合いの処理、キャップシールのデザインまで、とても高度な美意識を感じる佇まい。 スペインやイタリア辺りの超モダンなワイナリーに通じる素晴らしい美的センスのように思います。 さて、中身の方ですが、外観は輝きのあるライト・ゴールド。照りが強く、ディスクも厚め。トロっとした見た目です。 香りは、グレープフルーツのような強さと鋭さのある柑橘、白桃のふくよかさ、ホワイトペッパーのスパイシーさ、火打ち石のミネラル感がキレイに調和しています。 口に含むと、まずはエッジの立ったシャープで引き締まった酸、フリンティで尖った鉱石のようなミネラル感が強烈な印象を残しますね！ 熟度の高さを感じる果実味も、上品で旨みたっぷりですが、印象に残るのは、酸とミネラルと果実味、この順番になります。 特に、刺すような鋭さを持った酸とミネラルのコンビネーションは素晴らしく、ちょっと日本離れした感じ？ とてもメリハリの効いた味わいで、美味しいです。 長い余韻の後には、塩味やほろ苦さが残り、輪郭の描写や、ちょっとした深みの演出にも心憎いものがあります。 ああ、やっぱり「海のアルバリーニョ」ですね♫ 日本におけるアルバリーニョのパイオニアとしての自負や余裕のようなものを感じる、とても上質なワインですね♪ スタンダードのワインが6000円前後というのは、個人的にはどうかな？と思いますが、このワインのクオリティなら、この値付けは高くないことも理解できます。 わたしは、このプライスが障壁となって、初めて出会うまでに時間がかかってしまいましたが、アルバリーニョという品種に興味をお持ちの方なら、四の五の言わず、まずは飲んでみて‼︎ と申し上げたいと思います。 このワインに合わせたのは、トン・コープマンのチェンバロによる『J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲』。 とても明るくキラキラした演奏で、チェンバロによる演奏の中では、私は最も好きなアルバムです。 フェルミエのワインに感じる、ちょっとグリーンな明るさと共通する何かを感じます。 このペアリングも、なかなか素晴らしいですよ♪

iri2618 STOP WARS

トン・コープマン大好きですー！(*^^*) 彼のゴールドベルクは聞いたことないけど、オルガンは最高です♪

Da Masa

Da Masaさん　ありがとうございます♪ コープマンのゴルトベルク、チェンバロの演奏ではダントツに好きです。アルバムの解説では、この曲は不眠症のための音楽ではなく、スカルラッティへのオマージュであるとコープマンが述べている箇所があります。そう思って聴けばなるほど、その通り！ と思える演奏です。余談ですが、スコット・ロスのスカルラッティのチェンバロ全集を初めて聴いた時、バッハなど他の作家の作品で聴いたモチーフが頻出するのでビックリした記憶があります(@_@) ところで、コープマンの明るいゴールトベルクってマサさんのイメージなんですよ(笑) 今度、伺う際にCDを持参しますね！

iri2618 STOP WARS

フェルミエのワインはおいしいのですが、いかんせんちょっと高いなぁ、と思ってしまう自分がおります… パシフィカードとかホントに素晴らしいなぁと思うのですが^^;

しみしみ

しみしみさん　価格に関しては私も同意見です。その価値はあると思いましたが、買うかどうかは別問題で、1万円とか2万円オーバーは問題外ですね(苦笑) それでも軒並み売り切れになってますから、ワイナリーの値付けは市場で正しく評価されているということですね…なんだか複雑な気分です。2万円出せば「スケッチ」とか、世界最高のアルバリーニョが複数本買えるんですけどね∑(ﾟДﾟ)

iri2618 STOP WARS

探してみましたが、見つかったのはレオンハルトの厳格な演奏、リヒターの荒々しい東京ライヴ、ルセの音の綺麗な演奏、ランドフスカの時代を感じる演奏くらいで、チェンバロのコープマンは持っていませんでした…。 …なるほど。コープマン、面白そうですね。

bacchanale

iri2618様、 フェルミの本多さんは、なかなかの“ナイスガイ”（表現が古い⁉︎）です。ワインと似てる⁇ トン・コープマンは'16に新潟の『りゅーとぴあ』のパイプオルガンでブクステフーデとバッハを弾いたコンサートで聴きました。NHKのBSでトン・コープマンの演奏があるとつい録画して聴いてしまいます。 (〃ω〃)

aiaisarusaru

こちらはワイナリーさんに伺いましたが、 気の遠くなるような時間をかけていらして、 ある意味「全身全霊をかけて。。。」 という表現が浮かんでくるくらいのご尽力を注がれて いらっしゃいました。 新潟が誇るアルバリーニョはまさに✨別格✨ だと思いました♡

toranosuke★

懐かしの交換ワイン♡ 塩味のミネラル、共感です〜 角田浜の潮風を思い出しました！

ゆーも

日本にもアルバリーニョがあったのですね！飲んでみたーい♡でも6千円はちょっと...(^_^;)笑

yaccoxx

bacchanaleさん チェンバロの演奏に関しては、スコット・ロスの録音があり、そのうち聴こうと思いながら、未だ入手できていません(>_<) そういえばキース・ジャレットのゴルトベルクもチェンバロでしたね？ こちらも、未だ聴いたことがありません…(汗)

iri2618 STOP WARS

aiaisarusaruさま　コメントありがとうございます。フェルミエのHPを拝見していると、だいたいご主人の人となりとアルバリーニョへの情熱は理解できますね！ そんなパッションを持ってつくられた素晴らしいワインだと思いました。コープマンは、私の中では、最初はオルガニストという認識でしたので、チェンバロのゴルトベルクは意外でしたが、聴けば聴くほど好きになる、素晴らしい演奏ですね♪

iri2618 STOP WARS

toranosukeさん ワインをグラスに注いだ瞬間、ワインと作り手への敬意が芽生え、香りを取りひと口味わった後は畏怖の念に変わる…そんなクオリティのワインですね！ とても美味しくいただきました٩( ᐛ )و

iri2618 STOP WARS

このアルバリーニョは大好きです(^^) 美味しいですよね〜♫

Yuji♪☆

ゆーもさん　交換してから、ちょっと寝かせてしまいました。フェルミエのワイン、初めていただきましたが、潮風を感じる味わいですね♪ 美味しかったです！

iri2618 STOP WARS

yaccoxxさん　他の日本産アルバリーニョの倍ぐらいの値段です…ハードル高いですよね。でも、価格に見合う中身だと思います。私は、もっと早く飲んでおけば良かったと思いました(*_*)

iri2618 STOP WARS

Yuji♪☆さん　ホント、美味しいですね♪ 私も好きになりました!

iri2618 STOP WARS