■テイスティングノート ○アロマ よく熟したプルーン主体の黒系果実、シナモン ○ブーケ 腐葉土、きのこ、様々なスパイス ○味わい 非常に密度の高いシルキーなタンニンと落ち着いたエレガントな酸、凝縮されながらもバランスのとれたジューシーな果実味。 ■テクニカル 【畑・気候・土壌】 2010年から100%自社畑の葡萄のみ使用／標高 650-800mのトローニョ山脈の山裾「Valderemelluri(ヴァレ・デ・レメリュリ)」 「Granja（グランハ）」「Villaescusa（ヴィラ・エクスキュサ）」の3つのヴァレイにある自社畑90ha の内、エステートの西側の約60haがバスク州リオハ・アラベサ地区のラバスティーダ村にあり、東側の約30ha はラ・リオハ 州リオハ・アルタ地区のサン・ヴィセンテ村にある。標高が高く冷涼だが、南向きの斜面、且つ眼前に聳え立つトローニョ山脈のおかげ で、冷たい北風が遮られ、霜害から免れることができるミクロクリマに恵まれる。また、大西洋からの影響で雨も十分に降り、湿潤な空気によっ て寒気が和らげられる。夏でも暑すぎず、葡萄はゆっくりと熟し、鮮度感の高い葡萄が収穫できる。 さらに、昼夜の寒暖差が大きいため、葡萄の凝縮度は高く、フェノール分までしっかりと熟す。 土壌は、標高が高いほど石灰質の多いアルジロ・カルケールや石の多い痩せた土壌。 【樹齢と栽培】 樹齢10-90年の畑の中でも、グラン・レゼルヴァには樹齢50-100年と古く最上の区画の葡萄のみ使用。 栽培は1960年代から自然派を貫き、2010年からはオーガニック認証も取得 【品種】 ブドウ品種は主にテンプラニーリョの他、ガルナッチャ、グラシアーノ。とりわけ、テルモが注目しているのはガルナッチャや土着品種のグラシアーノ。 ガルナッチャは、グラン・レゼルヴァ、レゼルヴァ共に全体の20%程をブレンド。 大西洋気候に適した品種で北風に強く、非常にアロマティックな香りをワインに与える。 グラシアーノはリオハの土着品種で10世紀には絶滅しそうになった。現在でもリオハ全体の3%にしか植樹されていない。 うどんこ病に弱く、日照が強いと実がすぐに焼けてしまい、しっかりと熟すのが難しく、収量管理がとても重要な品種だが、高めの酸や植物の香りがあり、ブレンドすることでワインに清涼感や複雑味を与えるのと共に、アルコール感を和らげる。 【ラ・グランハ・レメリュリ・グラン・レゼルヴァ】 畑：レメリュリの畑でも樹齢 50-100年と古く最上の畑の葡萄のみ使用／2.5トン/haの超低収量 発酵：タンクと5,000lの大樽で天然酵母を使用し発酵。フレンチオー クとアメリカンオークの両方で27ヶ月熟成 アルコール：14.5%

ひつじ、