『No.480 じゅんわり染み入る野性味』 今まで480本(一回休んで復帰してから)飲んできたわけだが、僕の中で美味しいワインというのは、自宅で食べる夕食と相性が良いやつ...あくまで個人的見解ではあるけど。 結婚してから復帰して4年弱で決して多い本数ではないかもだけど、自分のペースでこれからもやっていけたら...って、別に振り返るタイミングでもないかもだけど...なんとなくそんな事を思ったわけで。 そんな事を思いながら作った今夜のメニューは... ・牛肉とキノコのバター醤油炒め ・茄子と青梗菜のみぞれ炒め ・肉豆腐 ・野菜サラダ ・ご飯と味噌汁(ほうれん草とジャガイモ) そして今夜はフランスのルイ・シュニュのサヴィニ・レ・ボーヌ・ビオ・ヴィエイユ・ヴィーニュの2010年をお供に。何気に好きなルイ・シュニュ。久々にがっつり堪能しなければといった具合。 そんなこんなで香りの方を...ほぉ、ふんわり香るベリー風の果実香。うっすらとコーヒーガムっぽさも。そして一口...あっ、思いの外少しやんちゃというか、チャーミングなんだけど、少し野性味を感じさせるような味わい。なんだろうブルゴーニュのピノって、大人しくチャーミングって感じなんだけど(あくまで主観)、このワインはすこしワイルド。でもワイルドって言っても男性的とまではいかない、おてんば女の子的なワイルドさ。 確かにおてんばなやんちゃ感こそあれど、しっとりとしたおしとやか感もしっかり感じられるわけで。ちょっと濃いめの味付けの家庭料理との相性は抜群なわけで。 肉豆腐、牛肉とキノコのバター醤油炒めとも相性合うんだけど、何より相性いいのが茄子と青梗菜のみぞれ炒め！じゅんわりと出汁がしみてる茄子や青梗菜と相性抜群！もう止まんないんだよなぁ。 こんなに家庭料理に相性の良いワインが食卓に並ぶと幸せだろうなぁ。ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ