2020 ボデガス・フォンタナ　メスタ　DOウクレス　カスティーリャ・ラ・マンチャ/スペイン 木曜日のワイン。 毎年、11月の第2木曜日は「国際テンプラニーリョの日（International Tempranillo Day）」だそうで、今年は11月10日がその日となります。 帰宅途中のスーパーで、晩ごはんのリゾット用の調理酒を兼ねて、テンプラ100%のワインを購入しました。 「オーガニック」を売り物にしているワインのようで、パッケージやらPOPやらも「オーガニック祭り」の様相を呈していましたが、持ち帰ってバックラベルを見たら、何とアカシア入り(*_*) なるほど、栽培がオーガニックの基準を満たしていれば、醸造段階では何を加えていてもオーガニック・ワインなんですね！ よい勉強になりました。 まあ、スーパーで税込み1000円を斬る普及価格帯のワインですから、いちいち目くじらを立てるようなことではないのかもしれませんが、「テンプラ祭り」の興を激しく削がれた思いです。 ワインそのものは、ごくごく普通の赤ワイン。 程よい濃さと、赤ワインらしい黒果実を中心に置いた中庸な香り、かなり甘いですが、果実味を前面に押し出した、わかりやすい赤ワインの味わいです。 可もなし不可もなし。テンプラニーリョらしさはどこにあるのか？という根本的な疑問を除いては、食卓用の赤ワインとして、ますまずの美味しさだと思います。 テンプラニーリョに関しては、私にとって、その特徴が掴みにくい品種No.1なんですが、このワインを飲んで、謎はさらに深まりました(苦笑) かくなる上は、近日中にリオハとかリベラ・デル・ドゥエロあたりの主張のハッキリしたテンプラをいただいて、改めてこの品種への興味と学習を深めたいと思います。

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