オーストリア ヴァッハウ グリューナー・フェルトリーナー 2016年 杏やパパイヤ、ハチミツ、黄色い花、仄かに紅茶やカモミール、そしてカラメルの様な甘ビターな香り。 時折若々しいシトラスも。 口に含むと、粘性が高くまったりとした液体。 熟れた黄色い果肉のフルーツが主体だけど、香りの印象よりも熟成由来の酵母の様な旨味を感じる。 酸は比較的大人しく、前面には出ずに体裁を整えてる感じ。 ムムッ 美味しいのですけど、何となく緩いというか凝縮感に欠けると言うか。。。 期待値が高過ぎた！？ でも、集中して探しに行くと、仄かな収斂味を伴ってじんわりと余韻に広がるドライアプリコットやフローラルなニュアンスにも気付きました。 3日目にはトロッとした液体に良く熟したフルーツが舌に絡みつき、一回り太く重く。 産地のイメージからは、ふくよかフルーツでボリューミーってよりも、ミネラル感でずっしり重たい系のアプローチかなって思ってたんですけどね〜 いやホント美味しいんですけど、逆にこんなに美味しくエンジョイ出来ちゃって良かったのかな？みたいな笑 この造り手さんの違うワインも飲んでみたいですね(^ ^)

Toshio Iimura